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[画像: 牡丹 1967年 丸木ひさ子氏蔵]

「生誕120年 丸木位里展 実験の軌跡をたどる」

原爆の図 丸木美術館
終了しました

アーティスト

丸木位里
豪放にして繊細な水墨表現を通して、スケール感のある壮大な風景を中心に描き続けた画家・丸木位里(1901-1995)。位里の生誕120年にあたる2021年、原爆の図丸木美術館では、初期作品から晩年までを約30点によって紹介します。
広島の太田川の上流の農家に生まれた位里は、上京して伝統的な日本画を学んだものの、それに飽きたらず、1938年には前衛的な日本画団体である歴程美術協会に参加。1940年にはシュルレアリスムを標榜する美術文化協会に加わり、水墨画の多彩な技法を駆使して、抽象的で生動感に溢れる実験的な作品を制作しています。1950年には、妻の丸木俊との共同制作「原爆の図」第1部《幽霊》を発表し、それ以降、「原爆の図」は連作として15部まで描き続けられました。一方で1960年以降は、日本国際美術展、サンパウロ・ビエンナーレなど国内外の展覧会で作品を次々と発表し、高い評価を得ました。
本展では、屏風作品のほか、戦前・戦後の実験的な精神に満ちた水墨画、「原爆の図」を創作する核となった人体デッサン、近年の調査研究で明らかとなった未公開作品などに、俊との共同制作を加えて、丸木位里の画業を展観します。本展の会期中には、修復作業を終えた共同制作《南京大虐殺の図》(1975年)、《アウシュビッツの図》(1977年)、《水俣の図》(1980年)など壁画作品の常設展示を再開(2021年11月中旬以降を予定)します。

スケジュール

2021年10月30日(土)〜2022年2月27日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
12月~2月は9:30〜16:30
休館日
月曜日
年末年始は休館
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
備考
09:00〜17:00(12月〜2月は9:30〜16:30)、月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)・12月29日〜1月3日は休館
入場料一般 900円、中学生・高校生・18歳未満 600円、小学生 400円、60歳以上 800円
展覧会URLhttps://marukigallery.jp/4799/
会場原爆の図 丸木美術館
https://marukigallery.jp/
住所〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
アクセス東武東上線森林公園駅南口よりタクシーで12分、東武東上線東松山駅東口より市内循環バス「丸木美術館東」下車徒歩2分
電話番号0493-22-3266
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