本展は、オラファー エリアソンの、日本の美術館における初個展となります。光や色、空間を操り、われわれを独自の世界に誘う作品群の中から、初期代表作「Beauty」(1993年)、最近作インスタレーションに加え、2006年春(会期終了後)、原美術館屋上に設置、公開予定である、パーマネントインスタレーションのドローイングやスケールモデルもあわせて紹介いたします(予定)。
エリアソンの作品は、鑑賞者が知覚し経験することで成立する、という要素が特に強いといえます。その解釈は、鑑賞者の背景にある文化、歴史によって、さらにはその時々の心理的状況にも左右されるでしょう。彼の作品と対峙することにより、われわれは自己の意識と向き合うことになります。彼の作品は、私たちが自身の感性を研ぎ澄ますための装置の役割をはたします。オラファー エリアソンの作品において特筆すべきは、技術にとどまらない表現力といえます。崇高さすら感じさせる作家の作品世界を堪能していただきたいと、願います。
[写真: Beauty (1993) by Poul Pedersen]
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