ユカ ササハラギャラリーましもゆき(1984年生まれ)は2007年に東京造形大学を卒業。2008年の東京オペラシティアートギャラリーでの「project N」の展示で注目を集めるようになりました。紙にインクで描かれた水墨画風の絵画には、鳥や花が描かれています。しかしそこにあるのは華やかに咲き誇る花や可憐な蝶ではなく、地面に向かって無意味に雌しべや雄しべを伸ばし続ける花や、不自然に装飾をされた鳥、毒々しい模様の蛾です。ましもは作品制作において、あえて否定的なイメージを綴ることをテーマのひとつとしています。重ねられた嘘や、黙殺され隠匿された醜さ、光の届かない漆黒の闇夜といった否定的なイメージを、鳥の羽毛の一枚一枚、舞い散る花びら一つ一つの動き、グロテスクなまでに描き込まれた日本の装飾模様など、細いペンを使って細密に描写することによって、妖しい生命力のある作品が生まれてきます。2010年はVOCA展にも選出され、ますます活躍が期待される若手アーティスト、ましもゆきの2008年以来2年ぶりの個展です。
新作およそ7点を展示する予定です。どうぞご高覧ください。
[画像: ましもゆき 「園 Eden」(2009) ink, paper mounted on panel 91x71cm]
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