付喪神(つくもがみ)とは、年月を経た道具や家畜に宿るとされる神々のこと。人々に畏怖の念を抱かせ、ものを大切にする精神に立ち返らせてくれる存在で、まさにエコロジーの妖怪。人間の欲求によって大量の資源消費を繰り返してきた。今、付喪神たちに学ぶものがあると思い、樽屋は、室町時代より絵師達が繰り返し模写してきた伝承の妖怪画を、「YOKAIと自然環境保護」をテーマに、コンビニやカフェ、ガソリンスタンドなど身近なモチーフを駆使して、独自の視点と技法で現代に蘇らせた。
最近、アメリカでも妖怪がブームになってきて、「YOKAI」という言葉も、「OTAKU」や「KAWAII」と並んで、英語化され始めている。昨年開催された樽屋タカシの初個展で評判を呼び、海外からの反響も大きく、特にニューヨークのアート雑誌「COOL」では、樽屋タカシの特集を組むと共に、表紙(写真)に、樽屋のYOKAI作品を起用。TARUYA’S YOKAI、日本のYOKAIのファンが国内外で急速に拡大している。
[画像:樽屋タカシ「付喪神夜行図-『神々の祭典』」2010 1455x2273mm 木製パネル・金箔・アクリル]
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