東京藝術大学 取手キャンパス「取手アートパス2011」は東京藝術大学油画専攻と先端芸術表現科学部一年生84人が、企画・運営の中心となり学年末の集大成として、約200点の作品を展示します。今年のアートパスは「芸術に何が出来るか」という問いかけから始まりました。震災が起こり、私たちの日常は突然揺らされてしまいました。しかし意識してみると、私たちは今までも日々揺れていたのではないでしょうか。喜ぶこと、悲しむこと、迷うこと、そいて感動すること。
「芸術に何が出来るのか」という問いに私たちARTPATH2011実行委員会が出した答えは「自分の内側を揺らし、さらには相手の内側を揺らす」ということでした。「ゆれる」というキーワードは今の社会状況とともに、今制作に向かう私たちの立ち位置と姿勢を表す言葉だと言えます。今年だからこそ内側のゆれに着目して、心が揺れるような展覧会を目指します。
【関連イベント】
・レセプションパーティー
12/3(土)17:30〜19:30 東京藝術大学取手校舎メディア教育棟ピロティーギャラリー
・学生ディスカッション「ホンネトーク」
12/2(金)13:30〜16:30 東京藝術大学取手校舎メディア教育棟2F第4講義室
・ゲスト討論会/シンポジウム
12/3(土)13:00〜15:00 東京藝術大学取手校舎メディア教育棟2F第4講義室
テーマ「芸術の内と外」/ゲスト:高山明(演出家)×木幡和枝(東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授)
12/4(日)13:00〜15:00 東京藝術大学取手校舎メディア教育棟2F第4講義室
テーマ「日本で芸術をするということは何を意味するのか」/ゲスト:柳幸典(現代芸術作家)×熊倉純子(東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科教授)