bookshop / gallery タタ2022年6月23日(木)〜7月3日(日)の期間、アーティスト Pete Saigon(ピート・サイゴン)による個展「Imaginarie Skin」を開催いたします。
ピート・サイゴンは写真や映像を中心に作品制作を行なっているアーティストで、ニューヨーク出身でカリフォルニアで育ち、アメリカとベトナムの2つの国籍を持っています。
過去に制作された写真、映像は彼の周りの小さなコミュニティの日常が記録されたドキュメンタリーとして、あるいは意図して物語を加えた創作物として発表されていますが、どちらにおいても「目に見えない力」が作品制作の過程において多くのインスピレーションとなっていると言及しています。
創造の象徴として「大きな井戸」が彼の中に存在し、そこから湧き出る「目に見えない力」が彼に働きかけ、多くの作品が生み出されているとピートは語っています。
本展「Imaginarie Skin」は人間の顔をテーマとした作品です。人間の顔の変化は、感情、意志、思考などが脳から伝達され顔の筋肉を動かし、表情として視覚的に認知されます。
「Imaginarie Skin」はピートが制作の拠点としている中目黒のあるアトリウムに友人たちを集め、友人たちの協力の元、顔についての実験を繰り返し、制作を行っていきました。
アンディ・ウォーホル《キャンベルのスープ缶》は大衆と美術の垣根をウォーホルの天才的な感覚でアートへと昇華しましたが、ピートは制作を開始した当初《キャンベルの感情的なスープ缶》と自身のImaginarie Skin」を呼ぶことが好きだったと話します。