また、トンネルをモチーフとした一連の彫刻作品《Tunnel-Tell (Ceci Sera)》と《Tunnel-Tell (Ceci Sera Persicum)》は、反射という現象の本質をさらに探究するものです。いずれの作品においても、内側に鏡面仕上げを施したステンレス製の管が花崗岩の塊を貫通しています。作品を形づくる素材ではなく、管の内部に広がる空洞そのものが作品の真の、本質的な構成要素なのです。管の内側の空間は反射され、凝縮され、歪められ、鑑賞者はその歪みの中に自らの姿を見ることになります。その視覚的効果は、まるでブラックホールのようで、そこに引き込まれたあらゆる物質を溶解し、純粋な時間——あるいは物質を超えた何か——に凝縮します。《Tunnel-Tell (Ceci Sera Persicum)》の作品において渦に引き込まれるのは、桃です。それは、世界に存在するすべての物、そして私たちが知覚するすべての物を象徴する、思いがけず日常的な物体なのです。
さらに、《Tunnel-Tell》シリーズと同素材で作られた《Strange Attractor》シリーズから、2点の彫刻を紹介します。これらの作品では、自然のままの巨石が積み上げられ、柱を形づくります。先が細くなった、磨き上げられたステンレス製の要素が巨石を繋ぎ、その漏斗のような形状は砂時計を想起させます。これらの要素は石同士の間隔を保ちながら、同時にそれらを圧縮しているかのようにも見えます。そのため、漏斗は創造と破壊の機械のように機能します。実際のプロセスは目に見えるものではなく、作品のフォルムに内包されています。石は何かに導かれているように見えますが、それは作品の中で時間が操作され、引き伸ばされていくような感覚にも通じます。実際、クワデの作品において、時間は可変性のある素材のように立ち現れます。《Aperture Ø508》と題された紙作品のシリーズでは、積み重なった時間が、時計の針が紡ぐ円形の星座へと凝縮されていきます。一方、《Gegen den Lauf》dは、動いている壁時計を素材とした彫刻で、その文字盤は秒針とは逆方向に回転していきます。ここでは、前進と逆行が同時に起きているのです。本展の作品はいずれも、確かなものが不確かなものに転じ始める瞬間に私たちの意識を向けます。石がイメージとなり、時間の長さが空間的なフォルムを形づくり、そして桃が見慣れない身体へと変容していく。物と物の間にあるものは、目に見えないまま、私たちがそれをどう見るかを決定づけるのです。
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