このたび、DELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Spaceでは、ナガタダイスケの個展「blur」を開催いたします。今回展示するシリーズ〈blur〉の作品からは、都市の風景が見えるもののどうしたことか、そこにどこかぎこちなさを感じさせます。画面に見えるもの自体は「これは○○である」とはっきり識別できるものの、例えばそこに写る人物にフォーカスしてみると、性別や年齢、背丈、体格などといった詳細な情報は削ぎ落とされています。近づいて見ればプリントであることはすぐにわかりますが、内容そのものは判然とせず、このイメージが絵画なのか、写真なのか、あるいはAIによって生成されたものなのか、見る者に判断を迷わせます。同時に、日本の都市であることはわかっても、その場所性は排除されています。均一化された日本の都市風景の中から、見る者はふと、どこかの都市の気配を見出そうとします。このシリーズは、撮影した写真の一部分を大幅に拡大した写真作品です。もともと平面的な写真は、この一連の作業でさらに奥行きを欠いた平面性を帯びていきます。こうして写真がもつ情報や信憑性を削ぎ落とすことにより、見る側にはその欠落を補いながら読み解く余地が残され、イメージの解釈はさまざまな方向へと開かれていきます。
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トークイベント
日時: 2026年10月18日19:00〜20:30
登壇者: ナガタダイスケ、小林麻衣子(芦屋市立美術博物館学芸員)
会場: DELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Space /オンライン配信
料金: 500円(1ドリンク制、定員15名、事前申込み必要)(オンライン 1000円)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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