LAG では、2026年7月3日(金)から7月25日(土)まで、山沢栄子による展覧会「What I Am Doing」を開催いたします。本展は、ヒカリエホールで開催される Bunkamura 主催「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」の連携企画として開催します。日本の女性写真家たちによる先駆的な表現と実践を再検証する同展に関連し、本展ではその重要な一人として紹介される山沢栄子に焦点を当てます。
山沢栄子(1899–1995)は、日本の女性写真家の草分けとして知られる存在です。1920 年代にアメリカで写真を学び、帰国後は大阪に写真スタジオを開設。ポートレートや商業写真の分野で活躍する一方、生涯にわたり写真表現の可能性を探究し続けました。戦前から戦後にかけて活動した山沢は、日本の近代写真史を支えた数少ない女性写真家の一人として評価されています。その仕事は肖像写真や商業写真にとどまらず、モダニズム写真や抽象表現への関心にも貫かれており、近年はその先駆的な実践が改めて注目を集めています。
本展では、山沢が晩年に取り組んだ代表作《What I Am Doing》を紹介します。本シリーズでは、身近な事物や写真にまつわるさまざまな対象を素材として、色彩や形態、光と影の関係を実験的に探究しています。写真家として長年培ってきた視点と経験を礎に生み出されたこれらの作品からは、山沢が生涯を通して抱き続けた写真への尽きることのない好奇心と探究心をうかがうことができるでしょう。
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