本展は、「印象派の先駆者」「印象派の父」と呼ばれる19世紀フランスの画家ウジェーヌ・ブーダン(1824-1898)の画業を紹介する展覧会です。ブーダンは故郷ノルマンディーの空、海景、牧場の牛などをみずみずしい色彩と軽快な筆運びで表現したことで知られます。戸外で自然をじかに観察しながら、うつろいやすい光や大気を描写する制作手法は、若きクロード・モネをはじめとする当時の画家たちに大きな影響を与え、やがて印象派の誕生につながっていきます。特に空や雲の表現は詩人ボードレールに「気象学的美の世界」と評され、バルビゾン派の画家コローに「空の王者」と称賛されています。日本では30年ぶりの本格的な展覧会となる今回は、人物や建築モチーフなどにも焦点を当てつつ、油彩、素描、パステル、版画などの約100点の作品により近代風景画の発展に大きく寄与したブーダンの魅力を新たな視点で問い直します。
[関連イベント]
1. ミュージアム・レクチャー「ウジェーヌ・ブーダン―― 風景画を変えた画家」
日時: 2027年1月9日14:00〜15:30
登壇者: 岡坂桜子(SOMPO美術館主任学芸員)
2. ミュージアム・レクチャー「ブーダンと印象派」
日時: 2027年1月17日14:00〜15:30
登壇者: 村上博哉(当館特別館長・武蔵野美術大学教授)
3. 学芸員による作品解説会[レクチャー]
日時: 2027年1月27日14:00〜15:30
登壇者: 佐藤聖子(本展担当学芸員)
4. 学芸員による作品解説会[ギャラリートーク]
日時: 2026年12月12日、12月23日、2027年1月11日14:00〜15:00
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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