昭和元年から今年で満100年となるのを記念し、本展では鏑木清方(1878-1972)の昭和期に光を当てます。
相次ぐ自然災害と経済危機を経て戦争へ突入していった昭和前期。画家として円熟期を迎えていた清方は、同時代に生きる人々を見つめ、創作に向き合いました。関東大震災からの復興により、街や社会の大きな変化を目の当たりにした清方は、自身の心に色褪せずに残る江戸・明治の人々や古きよき文化を見つめなおし、描きはじめました。また美術鑑賞の楽しみが人々の暮らしに根付くようにと、小さな作品や印刷物を総称する「卓上芸術」を提唱し、実践します。画家にも戦争協力が求められた戦時中には、「いくさの絵は描かない」ときっぱり心に誓い、画室の中で清澄な人物画や美人画に向かい続けました。戦災により東京の家を失い、戦後は鎌倉に移り住み、当地で亡くなるまで制作活動に励みました。本展では、時代とのせめぎあいのなかで生まれた清方芸術の美のありかに迫るとともに、随筆に綴られた制作の心もあわせてご紹介します。
[関連イベント]
1. トークイベント「サザエさんにみる昭和の暮らし」
日時: 2026年11月21日13:30〜14:30
登壇者: 橋本野乃子(長谷川町子美術館 副館長・学芸部長)
料金: 無料(事前申込み不要)
2. 展示解説
日時: 2026年10月24日、11月14日、11月28日13:30〜
登壇者: 鎌倉市鏑木清方記念美術館 学芸員
料金: 無料(事前申込み不要)
3. 日本画ワークショップ
日時: 2026年10月31日、11月23日13:00〜14:30、15:00〜16:30
料金: 無料(要事前申込み)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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