アーティスト
ジェームズ・タレル、塩田千春+岡田利規、宮永愛子、ヤノベケンジ、石毛健太、髙橋銑、細井美裕 他
2027年5月からの長期休館を前に、金沢21世紀美術館の現在地を見つめ、作品を未来へ継承することの意味を問い直す展覧会です。タイトルの「今日」は、現代美術における「現代」、すなわち「いま」であると同時に、当館が2004年に開館して以来積み重ねてきた20余年を指します。「明日」は、休館とリニューアルを経た先、さらに次の20年以降へと続く時間を示します。
美術館は、作品を百年、千年先へ残す使命を担っています。しかし、素材の経年変化、機材の旧式化、展示環境や社会状況の変化など、作品の継承には多くの不確実性が伴います。そこで本展では、まず20年先まで作品をどのように残していくのかという、具体的で現実的な課題に向き合います。
本展では、保存・修復や展示、継承方法の検討を要するコレクション作品を中心に、工芸、ミクスト・メディア、メディア・アート、インスタレーション、上演を伴う作品などを紹介します。作品そのものだけでなく、調査、修復、機材更新、再演、記録といったプロセスも展覧会の一部として提示します。過去の状態を固定するのではなく、作品が作品であり続けるために、何を受け継ぎ、どのような変化を引き受けるのか。本展は、作品の継承を通して、これからの美術館の役割と姿勢を考えます。
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