「とんねる」は、ペンと水彩による色鮮やかな草花の世界を描いてきた、はやしふみえによる新たな試みの個展です。
本展では、これまでの作品とは異なり、黒と白を基調とした表現を展開します。深い黒の画面に浮かび上がる繊細な白い線と、その間にきらめく光や星屑のようなラメ。色彩を削ぎ落とすことで、作家が描き続けてきた草花の新たな表情が浮かび上がります。展覧会タイトル「とんねる」は、単なる暗闇ではなく、「こちら側」と「まだ見ぬ向こう側」をつなぐ場所を意味します。暗闇の先にはどのような景色が広がっているのか。本展では、黒と白、そして光によって構成された世界を通して、見る者を未知の景色へと誘います。これまでの色彩豊かな表現から一歩離れ、白と黒と光が織りなす新たな世界を展開する本展。静かな暗闇の中に浮かび上がる草花とともに、それぞれの「向こう側」を想像する展覧会です。
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