ロシアによるウクライナへの全面侵攻から、まもなく5度目の夏を迎えます。ハルキウはロシア国境に近い工業都市であり、現在も空爆や砲撃の危険にさらされ続けています。そのような都市の広場や路上で、若者たちは今もスケートボードに乗り続けています。
本展では、戦時下のウクライナで撮影されたスケーターたちの姿を通して、戦争のなかにある日常、若者たちの身体、そして外部からの圧力と内側から生まれるエネルギーを見つめます。写真展のタイトル「momentum / momentum」(モメンタム・モメンタム)には二つの運動量を重ねています。ひとつは、戦争という外からの力。もうひとつは、スケートボードに乗る身体から生まれる力です。本展は、戦争を大きな言葉で説明するための展示ではありません。戦時下にありながらも、都市のなかで滑り、集まり、転び、また立ち上がる若者たちの姿を記録した写真展です。
アルタ
5