ZWG tokyoでは、2026年10月9日から11月1日まで、「もの、こころ、そのこと」─ KAKA × 王瑋 2人展を開催いたします。
タイトルにある「もの」「こころ」「そのこと」は、異なる三つの概念ではなく、見ること、感じること、そして造形へと至る一連の創作プロセスを示しています。「もの」とは、作家が向き合う現実の対象─自然や空間、日常の中に存在する具体的な存在を指します。「こころ」は、それらが意識へと取り込まれ、個人の経験や記憶、想像と結びつくことで生まれる内的な状態。そして「そのこと」は、現実の対象が主体の知覚を通して変容し、ひとつの作品として立ち現れる、その転換と生成の過程を意味しています。
本展では、木彫作家のKAKA(カカ)と日本画家の王瑋の作品を通して、「自然の生命」と「内的な心象風景」に向き合い、存在と記憶がいかに形づくられていくかを探求します。KAKAは自然への観察と無垢な想像力を交差させ、現実と幻像の狭間にある生命を木彫として紡ぎ出します。代表作《茸鳥》では、きのこと鳥を融合させることで、生物の変容や進化を寓話的に描き出します。一方、王瑋(オウ・イ / Wang Wei)は「内在的時間」をテーマに、岩絵具を用いて記憶と感情の重なりを画面に定着させます。日常的な空間に異質な存在や複数の視点を重ね、現実と記憶が交錯する静謐な世界を構築しています。
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