原点から未来を見据えて
2026年の発表をもって「木村伊兵衛写真賞」は第50回を迎えました。この節目に、「木村伊兵衛写真賞第50回記念写真展」を開催します。本展はその歴史を記すだけではありません。62人の受賞作家はつねに進行形で創作を続けてきました。展示される受賞作などは若き日のデビュー作ではなく、それぞれが揺籃期をこえ、写真表現の広野に新たな息吹を吹き込んだ記念碑的な作品群といえます。作家たちは、「写真」というきわめて多様な対象に向かう懐の深い表現術を駆使してきました。ドキュメンタリー、スナップショット、ポートレート、ネイチャー、私写真、ジェンダー、コンテンポラリーアート、そして「写真」を拡張する表現へ。本展は、あらゆる領域で融通無碍な活動を続けている写真家たちの原点に出逢うことで、写真表現の未来をあらためて見据えようという試みです。
木村伊兵衛写真賞とは
戦前、戦後を通じ日本の写真界に大きな貢献をはたした写真家、木村伊兵衛(1901~1974年)の業績を記念して制定された写真賞です。授賞対象は毎年1月から12月までの間、写真の制作・発表活動で優れた成果をあげた新人。活動は写真集、展示、雑誌など広く一般に発表されたもので、写真表現のあらゆる分野を含みます。正賞は賞状と賞牌、副賞に100万円が贈られます。1975年に朝日新聞社によって創設、「アサヒカメラ」が運営事務局を担い、2008年、朝日新聞出版発足後に同社と朝日新聞社との共催になりました。2020年の「アサヒカメラ」休刊に伴い、現在は、朝日新聞出版マーケティング部に運営事務局が置かれています。
[関連イベント]
トークショー 「木村伊兵衛写真賞受賞で変わったこと、変わらなかったこと」
日時: 2026年11月19日18:30〜20:00
登壇者: 小原真史、 志賀理江子、 新田樹、畠山直哉
会場: 東京都写真美術館 1階ホール
料金: 無料(先着190名、当日整理券配布、自由席)
※イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。
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