名和晃平 「At Random」

seeen Harajuku

#彫刻・立体

あと4日で開催
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アーティスト

名和晃平
seeen Harajukuでは2026年11月1日(日)から11月28日(土)にかけて、彫刻家・名和晃平の個展「At Random」を開催いたします。名和とSandwichが設計を行った建築全体——4つのフロアと階段室——に広がる本展では、「記憶の断片」をキーワードに、新作「PixCell-Memorandum」を含む多様な作品シリーズが展開されます。イメージやマテリアル、テクスチャが絶えず交錯し、相互にフィードバックを繰り返しながら進む名和の創作プロセスは、一見ランダムのようでありながら有機的なつながりを帯びています。本展ではそうしたダイナミックな展開の数々が、空間体験と呼応しながら立ちあらわれます。いずれの展示作品においても、これまでとは異なる構成や展示方法が試みられており、鑑賞者は洞窟のような建築空間を上下に巡りながら不意の出会いを繰り返していきます。

グローバルな情報の流動がますます激しくなるとともに、それらを学習したAIが絶えず言葉やイメージを生み出す現代。私たちの記憶はすでに、断片的かつ多元的なものとなっています。世界は記憶の断片の組み合わせによってかたちづくられており、そこでは過去と現在、自己と他者の境界がゆらぎ続けています。名和はこうした情報環境における私たちの経験を、新たな知覚として提示します。とりわけ、私たちが暮らす都市空間は膨大な情報刺激で満たされ、一種の飽和状態にあります。seeen Harajukuはそうした喧騒からいったん意識を切り離し、クリエイションを通じた深い知覚体験に没入するための場所として構想されました。建築は影を纏ったかのような黒いルーバー状の外皮と、無数のアルコーブを備えた洞窟的な内部空間によって構成され、それ自体がひとつの彫刻としての存在感を湛えています。そこに名和の作品群が呼応することで、本展特有の鑑賞体験があらわれます。

会場では、彫刻・平面・インスタレーションといった作品たちが、形態や色彩、イメージを通じてゆるやかに響き合います。名和の代表作である「PixCell」やそこから派生した「Prism」、日本初公開となる「Spark」、AIという新たな知性の到来をあらわした「Throne」、ボックス型の構成によって独立した彫刻となった「Biomatrix」など、作品群はそれぞれに、これまでとは異なる側面や関係性を垣間見せています。また、ルーバーによる外壁のテクスチャと響き合う「Plotter」の描線や、螺旋階段の中央でトップライトに向けて伸び上がる新型の「Ether」など、作品と建築の関係にも注目です。中でも、名和が近年試みている「PixCell」の絵画的展開のひとつ「PixCell-Memorandum」には、本展のテーマが明瞭にあらわれています。同作は、名和が国内外の都市で撮影した写真を断片化・再構成した画面をモチーフとし、その表面に無数のセルを敷き詰めた平面作品です。都市の記憶の断片は視点に沿って現れては消え、あらたなイメージを絶えず描出し続けます。うつろうイメージや物質のあいだを彷徨う本展の体験。それは記憶の断片を拾い集め、鑑賞者それぞれの新たなイメージを立ち上げていく道程となるでしょう。

スケジュール

2026年11月1日(日)〜2026年11月28日(土)

開館情報

時間
12:00 〜 18:00
観覧料無料
会場seeen Harajuku
https://seeen.jp/harajuku
住所〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-1-7
アクセス東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅4番出口より徒歩2分、JR山手線原宿駅東口より徒歩6分

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