monade contemporary | 単子現代では、アーティスト江幡京子による「月の沙漠 | The Desert Moon」を開催します。
江幡京子はこれまで、世界各国で開催した高齢者の自宅室内の写真シリーズの展覧会、東チモールの若者に向けた写真ワークショップなどを行うなかで、人々の生と死をめぐる孤独と暴力に向き合ってきました。また最近では、自宅を他者との共同生活、作品制作における協働のスペースとする住み開きのプロセスを公開しながら、国家、地域、個人、そして自然とのかかわりのなかで生と死、あるいは新しい生存や生活のためのコミュニティのあり方を模索してきました。
江幡は近年、自身が撮影した父の看取りの録画を振り返りながら、父や家族とのかかわり、人の生死のあり方に目を向けた物語をショート・フィルムとして制作しています。本展は、江幡自身の父を失った悲しみを乗り越えるプロセスを観客と分かち合い、父や家族、生と死、そして今後の世界に向き合う喪の機会となることでしょう。愛は死と出合うときどのように暴力へと転化し、死とともに愛はどのように記憶を生かすことになるのでしょうか。喪失という契機から起こる、愛と暴力の叙情詩にご参加ください。
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