本展は、Mikaelaがデジタルカメラのセンサーとモザイクの構造に共通点を見出したことから始まりました。デジタルカメラのセンサーには、赤(R)、緑(G)、青(B)のフィルターを持つ小さな受光素子が格子状に配置されています。「ベイヤー配列」と呼ばれるこのモザイク状の構造が光の情報を読み取り、それらを再構築することで一枚のカラー画像が生み出されます。Mikaelaはこの仕組みを知ることで、完成された写真そのものではなく、その背後に存在する視覚表現に目を向けるようになりました。RGBのパターン、科学的な図表、VHS映像に現れる虹色のノイズ、壊れたスクリーンから生まれる色彩。本展では、デジタル画像の背後にある科学的な構造を、色彩やパターンを用いたモザイク作品として表現します。また、16(Sixteen)に常設されたRisographを使用した作品も展示。デジタルとアナログ、それぞれ異なるプロセスを持ちながらも、「色を分解し、再び組み合わせる」という共通点を通して、イメージが生まれる仕組みそのものに目を向けます。科学と直感、テクノロジーとアートの間にある視覚表現を探ります。
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