1867年建立の国指定重要文化財・東本願寺 大玄関(所在地:京都市下京区)において開催する、矢後直規 グラフィック展『Pangraphics』は、グラフィックデザイナー/アートディレクターの矢後直規が、日本の伝統的な表現や思想からグラフィックデザインをあらためて捉え直し、アート表現へと昇華させる初の展覧会です。屏風、掛け軸、着物、団扇といった伝統工芸との協働を通じ、浄土真宗 真宗大谷派の本山である京都・ 東本願寺 大玄関という宗教的・歴史的空間を舞台に、現代のグラフィックデザインと人間の関係性を問い直す美術作品を展示します。会場となる東本願寺 大玄関は、1867年建立の国指定重要文化財です。限られた文化プロジェクトの会場として使用されてきましたが、グラフィックデザイナーの個展としては矢後が初の起用となります。
また、矢後は、2026年秋放送開始したNHK連続テレビ小説『ブラッサム』においてタイトルロゴおよびビジュアルデザインを担当しております。本展では、その制作過程から生まれた表現として『ブラッサム』の主人公である小説家・宇野千代ゆかりの “淡墨桜(うすずみざくら)” をモチーフにした大屏風をはじめ、平安京から続く京都が守り続けてきた紅葉の景観を描いた新作を初披露します。紅葉を描いた新作では、東本願寺大玄関が建立された江戸時代に最盛期を迎えた琳派に通じる金の表現や、古来より伝わる岩絵具を使用するなど、日本画の手法を取り入れた矢後の新たな挑戦をご覧いただけます。
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