Nomadicは、インダストリアルデザインを背景に持つ笠松祥平、品川及、福島拓真、前田怜右馬の4人からなるデザインコレクティブです。普段は企業やデザイン事務所のデザイナーとしてプロダクトデザインを生業としながら、目的や用途をあらかじめ固定するのではなく、使われる状況によって意味や役割が変化していくものづくりを模索し、2023年より活動しています。本展では、目的を定めその実現に向けて組み立てていく「エンジニアリング」と、手元にある素材や環境から見立ての力によって目的が後から立ち上がってくる「ブリコラージュ」の2つが交差する場として、ピクニックを取り上げます。必要な道具をあらかじめ準備して持ち寄る一方で、その場の環境や状況に応じて使い方を変えたり、身の回りにあるものを利用したりするピクニックという行為には、エンジニアリングとブリコラージュの双方が自然に共存しています。会場では、目的をもって生み出されたプロダクトがその場でどのように使われ、組み合わされ、意味を変えていくのか。エンジニアリングとブリコラージュが交わる中で生まれる、その意味の移ろいを提示します。また、(PLACE) by methodに隣接するCIRCLEでは、Nomadicがこれまでに制作してきた作品を展示販売します。デザインを職能としてだけではなく、生きていくための力として捉え直すNomadicの実践を、ぜひ会場にてご覧ください。
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