円山応挙の作は、人間の業や自然の驚異を写実的に捉えた作品です。人間の苦難と幸福の対比が鮮烈な出世作『七難七福図巻』 、徹底した写生による飾り羽の緻密な色彩が光る『牡丹孔雀図』 、縦三.六メートルを超え、今にも水飛沫の轟音が聞こえそうな『大瀑布図』が順次展示されます。一方、伊藤若冲の作は、鹿苑寺の大書院を飾った全五十面からなる『大書院障壁画』です。彼の極彩色画とは対照的に、本作は「水墨画家」としての天才的手腕が遺憾なく発揮されています。墨の滲みを利用して立体感を生み出す「筋目描」などの超絶技巧を駆使し、葡萄に集う小鳥や、生命力あふれる鶏、孤高の松鶴がモノトーンの世界で躍動的に描かれています。十八世紀の京都画壇を牽引した両巨匠の、静と動、写実と装飾の極致を体感できる展覧会です。
1期:2026年10月17日(土)〜2027年2月14日(日)
2期:2027年2月20日(土)~2027年6月20日(日)
[関連イベント]
1. 記念講演会①「円⼭応挙の⽣涯と芸術︱近世京都画壇の中での存在意義」
日時: 2026年11月29日14:00〜15:30
登壇者: 村⽥隆志(大阪国際大学国際教養学部 教授)
会場: 当館⼆階講堂
2. 講演会記念② 「伊藤若冲の⽣涯と芸術︱相国寺との関わりをめぐって」
日時: 2027年2月28日14:00〜15:30
登壇者: 村⽥隆志(大阪国際大学国際教養学部 教授)
会場: 当館⼆階講堂
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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