「開かれ──アクセスせよと物語は言う」

高島屋史料館TOKYO

#考古・歴史・民俗

10月24日開始
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なぜ、古典は古びないのでしょうか。何百年、あるいは千年以上も前につくられた物語が、いまなお読まれ、演じられ、姿を変えながら伝わってきましたが、それを単に「優れた作品だから生き残った」とだけ説明してよいのでしょうか。

今日「古典」と呼ばれるもののほとんどは、最初から多くの人に開かれていたわけではありません。文学や芸術を享受できる人々と、そこから隔てられた人々とのあいだには、身分、性別、世代、地域、身体、経済状況など、さまざまな境界がありました。では、そうした境界を越えて、文学や芸術はいかに人々へ開かれてきたのでしょうか。その歴史をひもとくと、今日「古典」と呼ばれるものの歩みには、それを人々へ届けるための試行錯誤と工夫、そして新たな表現を生み出そうとする創意が見えてきます。本展では、こうした古典の「アクセシビリティ」の歴史をたどります。第1章の上代『古事記』から、第2章『源氏物語』、第3章『平家物語』と能、第4章の近世の歌舞伎と黄表紙まで。そこから見えてくるのは、文化や芸術をめぐる「開かれ」のあり方が、時代とともに幾度も組み替えられてきた歴史でもあります。

そもそも、「開かれる」とは何を意味するのでしょうか。境界を越えることは、境界そのものがなくなることではありません。ある人々に開かれることで、別の境界が生まれることもあります。何かを「開かれたもの」と呼ぶとき、その外側にはなお「閉じられたもの」が残されているのかもしれません。開くことと、閉じること。その境界を人々はいかに動かし、引き直してきたのか。古典の歩みを通じて境界を問い直すことで、現代、そして未来における芸術の「開かれ」について考えてみたいと思います。

スケジュール

2026年10月24日(土)〜2027年3月23日(火)

開館情報

時間
10:30 〜 19:30
休館日
11月10日・12月8日・1月12日・2月9日・3月9日・年末年始(12月31日から1月2日)・2月24日は休館
観覧料無料
展覧会URLhttps://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/exhibition/
会場高島屋史料館TOKYO
https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/
住所〒103-8265 東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋S.C. 本館4F・5F
アクセス東京メトロ銀座線・東西線日本橋駅B1出口より直結、JR東京駅八重洲北口より徒歩5分、都営地下鉄浅草線日本橋駅D4出口より徒歩5分
電話番号03-3211-4111

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