DDD ART 苑・凪アーティスト
アリーシャ、山田芽依、kaya、Indora
この度、4名の女性作家によるグループ展「Pin me」を下北沢 DDDArt 苑にて開催する。
「pin」には、留める、固定する、位置を示すという意味がある。
本展タイトルの「Pin me」には、メッセージを固定するという意味を重ねている。「着いたら連絡して」「帰ったら教えて」という何気ない言葉もまた、誰かの居場所を確かめ、互いをつなぎ留める小さな「pin」である。それは恋人との約束であり、家族、とりわけ母親からの気遣いでもある。
一方で、ピンヒールは都市で生きるために身につける強さや美しさの象徴であると同時に、足元を不安定にし、身体を緊張させる存在でもある。実家ではそのピンヒールを脱ぎ、ありのままの自分に戻る。しかし再び街へ向かうとき、私はまたそれを履く。「pin」が留めているものは、場所なのか、役割なのか、それとも自分自身なのか。
本展は、お盆を迎える少し前、「帰る」という感覚が立ち上がる時期に、実家のような空間で開催される。それぞれが日々身につけている強さや役割を少しだけ脱ぎ、自分にとっての「帰る場所」や「留まりたい場所」、そして「見つけてほしい自分」について静かに考えるきっかけとなることを願っている。
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