11月13日(金)-24日(火)まで、Gallery&Office いろはにはウエダリクオの個展を開催します。当画廊の取り扱い作家であるウエダリクオは、ドイツを中心に海外で高く評価されているアーティストであり、主にインスタレーションを手掛けます。今日まで数多くの地に、代表作の『wind drawing』を含むインスタレーションを展開してきたウエダは、当画廊にて毎年開催する個展でも、多種多様な手法を用いて毎回異なる空間を構成してきました。昨年の個展「そんなときにできたものV」ではサブタイトルに‘冷蔵庫の中のスマートフォンとコオロギの出会いは美しいか’と題しました。これは19世紀フランスの詩人ロートレアモン(1846-70)の詩の一節であり、シュルレアリストに熱く支持された「解剖台の上での、ミシンと蝙蝠傘との偶発的な出会いのように美しい」を疑問形に変換し、引用してあります。この展示では、展示室内に実際に冷蔵庫を宙吊りにし、その中にスマートフォンとコオロギの死骸を入れたオブジェクトを配置、その周囲にいくつかの彫刻(オブジェクト)と赤い糸を張り巡らせるといったインスタレーションを展開しました。ウエダはこの展示について、―警備の仕事中、足元に転がっていたコオロギの死骸を見つけたこと―から着想を得たと語りました。
本展「そんなときにできたものVI」のサブタイトルは‘[[-(1/e)]],1,[[e]]’です。一見には不可解な記号の羅列ですが、[]をガウス記号、eをネイピア数として考えると、{-1,1,2}という整数に形を変えます。これがただの記号なのか、並んだ3つの整数なのか、はたまた別の何かを表すのか。答えが何であれ、長年個展を開催してきた彼には展示の内容を事前に確認しないため、展示の空間は全く予測できません。しかし、昨年までの個展がそうであったように、本展も彼の生の体験が出発点であり、その着地はやはりインスタレーションとなるでしょう。また、それは上質な芸術としての空間を構成すると感じております。また、会期中15日にはウエダと深く親交のあるアーティスト玉城正紀によるパフォーマンスがあります。彼も当画廊で複数回個展を開催してきましたが、やはり、多種多様な形を見せるインスタレーション、パフォーマンスを展開します。どうぞこの機会にご高覧くださいませ。
[関連イベント]
パフォーマンス
日時: 2026年11月15日17:00〜
登壇者: 玉城正紀
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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