逗子アートフェスティバル2026内での展示作品となります。写真・映像・言語表現を組み合わせたインスタレーション作品。会社員として働きながら創作活動を続ける作家自身の視点から、「抑圧」と「個」の間で揺れ動く人間のありようを表現する。
作家の宮田涼介は、普段は会社員として働きながら、音楽・映像・執筆といった創作活動を続けてきた。組織の一員として求められる姿と、一個人としての内面との間には、常に緊張関係がある。今回の作品は、その緊張感の中でどのように自分自身を保ちながら生きていくか、という問いから生まれたものである。その足がかりとして参照しているのが、1990年代に起きたいわゆる「東電OL殺人事件」の被害者、そしてジョルジュ・バタイユやシモーヌ・ヴェイユといった思想家たちである。いずれも、社会的な役割と個人の内面という二重性を極限まで生きた存在として、本作の制作動機に深く関わっている。宮田は「会社を辞めることなく、しかし社会の中で自分自身を投げ捨てない生き方」を模索する一人の会社員として、この作品を通じて、同じように悩みを抱える働く人々に、何らかの思考や問いを投げかけたいと考えている。
本作品には、成人向けの表現が含まれます。小学生・中学生以下のお子様、ご家族連れでのご来場にはご注意ください。
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