このたびKVSは、サンティアゴ・シエラ「5,000 Flies」を開催いたします。
シエラは1966年マドリード生まれ、マドリード在住。日本では2018年7月、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に、高さ10メートルの《ブラックシンボル》を新潟県十日町市松之山湯本に恒久設置しています。
本展は、シエラの東京における初めての個展となり、同名の新作を初公開いたします。本展は、国家の暴力、資本、排除をめぐる4点で構成されます。パフォーマンスの記録と生体インスタレーションを通じて、権力が正常化し、隠蔽し、あるいは消去しようとするもの──死者、金銭、周縁へ押しやられた身体──を、来場者の前に差し出します。
シエラは、 1960~70年代のミニマリズム、コンセプチュアル・アート、パフォーマンスの方法を引き継ぎ、読み替えながら制作してきました。資本と商品の流通を妨げること、労働者を 雇用して不安定労働の条件を示すこと、経済格差に根ざした人種隔離を扱うこと、国家の暴力 によって民主主義を正当化する語りを問うこと。労働の搾取、社会的不正義、経済格差、労働と資本の乖離、グローバルな移民をめぐる人種差別を支える権力の構造を、その対象としています。
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