ミヤザキサトコ 「Performers」

IG Photo Gallery

#写真

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アーティスト

ミヤザキサトコ
IG Photo Galleryでは2026年10月6日(火)より、ミヤザキサトコ展「Performers」を開催いたします。

ミヤザキサトコは、今春、京都芸術大学通信教育課程美術科写真コースを卒業した新人作家です。本展で発表される「Performers」は、彼女の卒業制作をもとにしており、本展はミヤザキにとって初となる個展です。ミヤザキは自身が育てている植物たちを舞台に立つ「パフォーマー」として表現しています。それぞれの植物には、踊り子やクラブDJ、ストリートミュージシャン、サックスプレーヤーといった多様な役柄や設定が与えられています。その設定を生かすためにライティングと撮影に工夫を凝らしています。これらの作品は植物の写真であると同時に、パフォーマンスを表現した写真でもあるのです。

有史以来、私たち人間は植物や花を愛し、文学や絵画、写真のモチーフとして表現してきました。写真に限ってもその作品数は膨大で、歴史をさかのぼれば、1920年代後半のドイツの新即物主義(ノイエ・ザッハリヒカイト)の代表的作家、カール・ブロスフェルトのようにグラフィックデザインや建築の意匠の源流を植物に求めた作品や、ブロスフェルトと同時代のアメリカの写真家、イモジン・カニンガムのように精緻かつシャープなモノクロ表現で花の造形美を究めた作品がよく知られています。第二次世界大戦後も、スタジオ・ライティングの極みを花で表現したアーヴィング・ペン、身体の隠喩として花をとらえたロバート・メイプルソープ、エロスとタナトスの化身として花を見つめた荒木経惟らが、花や植物の表現を更新してきました。

こうした歴史を踏まえ、ミヤザキは、植物や花を被写体として撮影した作品に、「パフォーマンス」という植物からかけ離れた視点を設定しました。ものいわず、動くこともない植物に、舞台の上で活発に動き回るパフォーマーの姿を見いだし、植物に対する想像や妄想の自由を獲得したのです。しかし、それはあながち独りよがりな妄想だともいえません。なぜなら植物は生きており、人間とは違う時間の単位ではあっても、動いている存在だからです。人間から見れば、植物はそれぞれ光と環境によって、ゆっくりと、しかし確実にさまざまな「ポーズ」を取っているとも言えます。ミヤザキは豊かな想像力による演劇的演出を植物に与えることで、植物の新たな見方を私たちに提示しているのです。展覧会場では、写真とともに植物を代弁した作者の言葉が用意されています。写真と言葉が融合した作品群を、ぜひお楽しみください。

[関連イベント]
トークセッション
日時: 2026年10月10日18:00〜
登壇者: ミヤザキサトコ、タカザワケンジ(写真評論家・IG Photo Galleryディレクター)
会場: オンライン(YouTube)
※イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2026年10月6日(火)〜2026年10月24日(土)

開館情報

時間
11:00 〜 18:30
休館日
日曜日、月曜日
観覧料無料
展覧会URLhttps://www.igpg.jp/exhibition/miyazaki.html
会場IG Photo Gallery
https://www.igpg.jp/
住所〒104-0036 東京都中央区銀座3-13-17 辰中ビル302 石田法律事務所内
アクセス東京メトロ日比谷線・都営浅草線東銀座駅A7出口より徒歩3分

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