Sha Shuseiは、身体やその表面、そして「見る/見られる」という関係を通して、他者の視線のなかで、自分自身への理解やイメージがどのように変わっていくのかを探っています。
ピンクのカーテン、金属の質感をもつ身体、宙に浮かぶ断片、鏡。それらが組み合わさり、舞台や寝室、祭壇を思わせる空間が生まれます。身体は完全な姿ではなく、殻や断片、鏡に映る像、姿勢として現れます。柔らかな布と冷たい金属が重なり合い、親密さと距離、弱さと強さ、美しさと不安が同じ空間に存在します。
布は、皮膚や衣服のように身体を包み、守る一方で、覆い隠したり、動きを制限したりするものでもあります。鏡に映る身体は、見る人の位置や動きによって姿を変え、作品と鑑賞者の関係も変化させます。金属の冷たさや硬さは、身体の柔らかさや傷つきやすさと対照をなしています。
一部の作品は森の中に置かれ、人工的につくられた身体と自然の風景とのあいだに、違和感や緊張が生まれます。展示され、人に見られるためのものが、そこでは誰かが残していった儀式の跡のようにも見えてきます。
「Soft Shell(柔らかな殻)」は、身体を包む外側の層と、自分を守るためにつくるイメージや境界を表しています。包まれ、分解され、配置し直された身体を通して、外に見せる姿と内なる自己とのあいだにある、変わり続ける距離を問いかけます。
まだコメントはありません