今秋、ベルギーの日本大使館展示および Art on Paper Brusselsでの個展で発表され、好評を博した栗原針山の《DAYS 日々》。本展は、日本で初めて《DAYS》シリーズを紹介する個展です。《DAYS 日々》は、「日」という文字のみを用いて制作されたシリーズです。栗原は、この簡素で根源的な文字に向き合い、書体や筆致、墨の滲みに変化を与えながら、一日一日の違いを描き出しています。 長期間の温度管理を徹底し、育て上げた墨、表現に応じて選び抜かれた紙や水、さらに季節ごとの気温や湿度など、さまざまな条件を精緻に見極めながら制作される作品は、同じ「日」という文字でありながら、一点一点が異なる表情を湛えています。繰り返される「日」の一つ一つに宿る、異なる時間の気配。何気なく過ぎていく日々も、二度と同じかたちでは訪れない、かけがえのない一日です。ぜひこの機会に、栗原針山の《DAYS 日々》をご高覧ください。
*なお、栗原の作品は、2022年のArt on Paper Brusselsを機にベルギーの著名なアートコレクション基金にコレクションされ、2026年、同コレクション基金を経て、ベルギーのMusée L · Musée universitaire de Louvainに収蔵されました。
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