MADISONBLUEは、青山の旗艦店・MADISONBLUE TOKYOのグランドオープンを機に始動したアートプロジェクト「MB ART SALON」にて、第2回展覧会「シュルレアリスムの眼(まなざし)」を開催いたします。
1920年代にフランスで始まった芸術運動「シュルレアリスム(超現実主義)」は、1924年フランスの詩人アンドレ・ブルトンが発表した『シュルレアリスム宣言』を契機に本格化し、フロイトの精神分析にも影響を受けながら、理性や既成の価値観から解放され、夢や無意識、偶然性を通して「もうひとつの現実」の探求を目指し、絵画、写真、文学など、幅広い分野に大きな影響を与えています。本展では、日本におけるシュルレアリスム写真の先駆者と称される山本悍右氏、シュルレアリスムの精神と響き合う独自の写真表現を展開した奈良原一高氏、そして現代においてその系譜を新たなかたちで継承する五木田智央氏の作品をご紹介します。
山本悍右氏は、フォトモンタージュや演出写真を通して、夢や無意識の世界を探求しました。奈良原一高氏は、光と影、幾何学的な構図によって、日常の風景を夢や記憶を思わせる詩的な空間へと昇華させています。五木田智央氏は、身近なモチーフやデフォルメされた人物、想像上の生き物などを描き、現実と非現実が交錯する独自の世界を創出しています。3人の作家に共通するのは、現実をそのまま切り取るのではなく、その奥に潜む非現実を“切り出す”ように、それぞれの眼差しで新たな世界を立ち上げていることです。
今回はさらに、ファッションとシュルレアリスムの響き合いにも着目し、MADISONBLUEの世界観とも重なる、女性の身体性や女性像を感じさせる作品を多くご紹介します。自己の解放というシュルレアリスムの精神を手がかりに、その眼差しを通して、私たち一人ひとりの内に潜む「もうひとつの現実世界」を探求します。
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