LAID BUGスタイリスト/アーティストとして活動する島田辰哉は、雑誌や広告、アーティストのスタイリングを手がける一方、インディペンデントマガジン『CONTACT HIGH ZINE』の制作を通じて、ファッションやカルチャーに対する自身の視点を展開してきました。島田の関心はファッションにとどまらず、その背景にはパンクやレイブカルチャーをはじめとする音楽的・文化的な影響があり、2008年頃からTB-303などのシンセサイザーを用いた音楽制作を開始。そうした関心と実践の蓄積が、日頃から愛用している音楽機材を起点とするパフォーミングアーツへと発展しました。2025年3月には、アーティスト・小町渉との二人展「SPIRITUAL MACHINES」を開催。AIや機械技術が急速に進化する時代のなかで、人がテクノロジーに向ける期待や信仰にも似た感覚を、インスタレーションとして可視化しました。
本展では、新たな実験的インスタレーション「ANALOG HOLOGRAPHY」を発表します。人間と機械、音や信号、物質が互いに干渉し合うことで、新たな構造や存在が立ち上がる過程に着目し、TB-303を軸としたアシッドハウスカルチャーを手がかりに、複製と変異を繰り返す機械の進化と人間との関係性を見つめます。さらに、「SPIRITUAL MACHINES」で発表した「CLONE BIBLE」も併せて展示します。アートピースでありながら音楽機材としても使用可能な本作は、今回初めて販売されます。本展は、島田の進化し続ける表現の現在に触れることのできる貴重な機会となります。
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