株式会社LIXILが運営する、土とやきものの魅力を伝える文化施設「INAXライブミュージアム」では、2026年10月31日(土)から2027年4月6日(火)まで、企画展「難題こそ、おもしろい。オーダーメイドの建築やきもの」を開催します。グランドオープン20周年を記念して企画した本展では、建築やきもののこれからを考える手がかりとして、LIXILにおけるオーダーメイドのものづくりにスポットを当てます。
オリジナルの建築やきものを求める依頼主と一対一で対話を重ね、理想のかたちをともに追求するものづくり。大量生産とは一線を画す仕事です。それぞれ異なる課題に向き合い、乗り越えるなかで培われた技術や知見は、伊奈製陶時代からINAX、そして今日のLIXILへと、技術者たちの現場に脈々と継承されています。本展では、多様で豊かな建築やきものを生み出してきたオーダーメイドのものづくりを、「歴史のピースを復原する」「クリエーターとのコラボレーション」「現代の建築をやきもので表現する」の三つのテーマで展開します。東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)の復原タイル(2016、2017年)、陶芸家・會田雄亮が初めて建築へ挑んだ大阪伊奈製陶ビル(1969年竣工、現存せず)の「スリーディメンションタイル」、色と意匠に歴史を重ねたTODA BUILDING(2024年竣工)の「テラコッタ陶板」など11事例を、取り上げます。個々の取り組みをストーリー、写真、実物資料、そして壁面での再現展示などで紹介します。やきものならではの難しさと可能性に向き合い、その特性を最大限に活かしてきた軌跡は、これからの建築やきもののあり方を考える手がかりにもなるでしょう。
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