立命館大学国際平和ミュージアム(京都市北区)では、秋季特別展「『原爆の図』~未来に向けてともに考える場として~」を2026年10月1日(木)~11月30日(月)まで開催いたします。幾多の歴史を見つめてきた古都・京都で『原爆の図』に出会えるのは、42年ぶり。画家・丸木位里と丸木俊夫妻は、原爆投下直後の広島に入った体験をもとに、32年をかけて全15部の連作を描き続けました。本展ではそのうち5部の作品原本を公開するほか、2025年発見の新資料もあわせた全61点をご紹介します。様々な暴力が絶えず私たちを取り巻く今、丸木夫妻が託した想いに、京都で向き合ってみませんか。
丸木夫妻は、1945年、原子爆弾が投下された直後の広島にかけつけ、『原爆の図』連作を描きはじめました。作品は米軍占領下の日本で全国を巡り、被爆の実情を広く伝えました。丸木夫妻はその後も戦争や公害問題などをテーマとし、生涯をかけて制作活動を続けてきました。当館は1992年の開館以来、人が平和に生きることを脅かすあらゆる暴力について考え、それを克服するために何ができるかを考える場として活動を展開しています。本特別展では『原爆の図』に加え、作品制作や活動にまつわる新資料を展示します。近年新たに発見された資料からは、丸木夫妻が『原爆の図』に込めた切なる願い、作品と出会った人々の思いを感じることができます。それは、核兵器の脅威を越えてこれからの平和を創る我々にむけられた、大切なメッセージでもあるのです。当展示は、原爆の図丸木美術館学芸員 岡村幸宣氏の調査研究に基づいたものであり、同氏の協力により開催されます。
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