アーティスト
青山道乃(長谷川逸子・建築計画工房)、印牧岳彦(神奈川大学特別助教)、高野ユリカ、塩崎太伸+小林佐絵子(アトリエコ)、篠田優(明治大学助教)、Book Shop Boys
日本建築学会は2026年10月2日(金)から8日(木)まで、東京・芝の建築博物館にて、建築展覧会「the lives of ephemeral form──建築の不確かな生を記録する」を開催します。会場には、展示空間と同時に会期中の6日間限定で「Screening Room」が出現します。スクリーンに現れるのは、完成した建築の姿だけではありません。そこで暮らした人々の日常、住み手を失った家の時間、当初の構想どおりには実現しなかった展覧会の模型、家族に受け継がれたフィルム、建築図面を修復する現場などを取り上げます。建築がどのように記録され、その記録をどう読み直し、受け継ぐことができるのかを、出展者の視点と共にさまざまな映像から考えます。
建築と、その記録の「生」を考える展覧会
建築は恒久的なものに見えますが、都市開発を動かす見えにくい力、経済状況、技術や用途の変化によって、いつの間にか失われる不安定な存在でもあります。そして建築を記録してきたフィルムやVHS、写真、図面も、媒体の劣化や再生機器の消失によって、見ることのできないものになりつつあります。
記録とは、存在したものをそのまま保存することではありません。何を撮り、何を残し、どのように見直すかという選択によって、私たちが受け取る「建築の像」もつくられています。本展は、2ヵ年にわたって「記録する行為」について出展者と共に向き合うプログラムです。その第1期として、出展者とキュレーターによる展示、映像上映、トーク、ガイド、公開作業を通して、物体として、あるいは記録として存在した建築を次の時間へ引き継ぐ方法を考えます。
まだコメントはありません