公開日:2014年3月18日

アートは温泉から生まれる!? 「混流温泉文化祭」が開幕!

【Art Beat News】地域とアートの関係構築を目指したアートプログラムが熱海温泉から始動!

地域どうし、そして地域とアートとの継続的な関係構築を目指すアートプログラム「混流温泉文化祭」が始動した。記念すべき第一回目は熱海温泉(静岡県)を皮切りに、別府温泉(大分県)、岩室温泉(新潟県)の3地域が参加。それぞれの地域にゆかりのあるアーティストたちが滞在し、街中をアートの舞台に変換する。

イベント開催を記念した3月8日のシンポジウムには、別府で行なわれた「混浴温泉世界2012」の総合ディレクターを務めた芹沢高志氏(AAFネットワーク実行委員会事務局長)と熱海・岩室の地域NPO代表、各地域の芸術家が登壇した。続く3月16日には、あいちトリエンナーレ2013の芸術監督を務めた五十嵐太郎氏(東北大学大学院工学研究科教授)、十和田奥入瀬芸術祭のアーティスティックディレクター・藤浩志氏(十和田市現代美術館副館長)らによって、街とアートをテーマに濃密なトークが行われる予定だ。


また開催期間中には、熱海在住の彫刻家・三澤憲司氏のコレクションを中心とした展示会「もの派と熱海」や、東京藝術大学と武蔵野美術大学の学生が中心となって行われる展示会「アタミアートウィーク」なども開催。熱海という1つの都市の中で、別府・岩室・熱海の3つの都市のアーティストの作品、そして若手アーティスト・学生・もの派の3つの世代の展覧会が同時期に熱海の街に集結する。

これからは、温泉街とアートを同時に楽しむトラベルツアーが人気を呼びそうだ。

【概要】
会期:2014年3月8日(土)〜23日(日)
会場:丸屋ビル(静岡県熱海市銀座町7-8)、仲見世通り商店街、平和通り商店街
出展作家: uwabami、勝正光、木村恒介、近藤洋平、田原唯之、戸井田雄、眞島竜男
混流温泉文化祭公式ウェブサイト

Text: Arina Tsukada

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