公開日:2018年10月25日

アーティストが主導するアートフェア「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」出品アーティスト決定!

ディレクターの椿昇、アドバイザリーボードの金氏徹平、塩田千春、髙橋耕平、名和晃平、宮永愛子、ヤノベケンジ、Yottaなどが若手アーティスト43組を推薦、総作品数は200点以上

京都府とARTISTS’ FAIR KYOTO実行委員会は、「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」を開催することを発表した。会期は2019年3月2日(土)と3月3日(日)の計2日間。

「ARTISTS’ FAIR KYOTO」は、アーティストが主導する新しいスタイルのアートフェアとして2018年2月に初めて開催され、今回で2回目となる。コンセプトは「Singularity of Art(シンギュラリティ オブ アート)」。

初回に使用した「京都府京都文化博物館 別館」に「京都新聞ビル 印刷工場跡」を加えた2会場に拡張し、会場デザインをdot architects(ドットアーキテクツ)が担当する。

髙木智子《2つの女の子》
髙木智子《2つの女の子》
2017年、キャンバスに油彩、1630×1500x40mm

ディレクターは、椿昇が継続して務める。アドバイザリーボードに池田光弘、薄久保香、大庭大介、金氏徹平、加茂昂、塩田千春、髙橋耕平、鶴田憲次、名和晃平、宮永愛子、矢津吉隆、ヤノベケンジ、Yottaのアーティスト陣13名を迎え、それぞれの視点から出品者となる若手アーティストを選出する。さらに新たな才能発掘のため公募部門を新設し、広く門戸を開いた。

推薦・公募によって選ばれた20代~30代の若手アーティスト計43組を中心に、アドバイザリーボード・ディレクター8名、日本とインドからの招待作家2名が出品、総作品数は200点以上に及ぶ。

発表された若手アーティストは、「六本木クロッシング2019展:つないでみる」に参加予定の山内祥太、遠藤水城が企画した「裏声で歌へ」(小山市立車屋美術館)での展示が記憶に新しい本山ゆかり、2016年に銀座の廃ビルで行われた「THE MIRROR」で錚々たるアーティストと肩を並べて作品を発表した神馬啓佑、パープルームの活動に参加し、2017年に「エマージェンシーズ!」(NTTインターコミュニケーションセンター[ICC])にチョイスされた小林椋、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAやギャラリーノマルなど、関西を中心に展示を重ねる黒宮菜菜、2017年度写真新世紀優秀賞を受賞した澤田華などの計43組。

招待作家には、インドのサヘジ・ラハール、日本の笹岡由梨子の2名が選ばれた。

広瀬菜々&永谷一馬《365 apartments》
広瀬菜々&永谷一馬《365 apartments》
2011-2018年(2011年からの継続作品)、商品包装紙・チケット・メモ・絵葉書・領収書など、サイズ可変

西垣肇也樹《決シテ瞋ラズ》
西垣肇也樹《決シテ瞋ラズ》
2017年、墨・雲肌麻紙・パネル、1167×1167x40mm

堀川すなお《バナナ/近い (29)、女 no.1~15》
堀川すなお《バナナ/近い (29)、女 no.1~15》
2015年、マイラーフィルム・色鉛筆、630×950mm

柳瀬安里《息の交換》
柳瀬安里《息の交換》
2018年、映像 16分48秒、投影サイズ可変

ディレクターの椿昇は、「本年は、アンリミテッド作品の会場としてインダストリアル美に溢れる京都新聞本社内の印刷工場跡を使用させていただける事となりました。この会場ではインドと日本の招待作家による映像作品の競演が繰り広げられ、美術館では味わえない強烈な経験もAFKの楽しみのひとつとなるでしょう。また、若い作家たちの声を受け新設しました公募部門の新人発掘システムが、より一層の多様性をもたらすことを期待します」とメッセージを寄せている。

前回会場の様子
前回会場の様子
撮影:前端紗季

■ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019 開催概要
日程:2019年3月2日(土)、3日(日)
会場:京都府京都文化博物館 別館/京都新聞ビル 印刷工場跡
時間:10:00 ~ 18:00
URL:https://www.artists-fair.kyoto/
入場料:1000円(学生無料 要・学生証) ※京都新聞ビル印刷工場跡は無料
主催:京都府、ARTISTS’ FAIR KYOTO実行委員会
共催:京都新聞
後援:京都商工会議所、一般財団法人京都経済同友会

■出展アーティスト
【若手アーティスト:43組】※()内は推薦アーティスト、又は公募選出者 
阿児つばさ(矢津吉隆)、淺井真至(加茂昂)、厚地琴美(池田光弘)、飯田美穂(薄久保香)、家田実香(薄久保香)、石黒健一(ヤノベケンジ)、石原梓(塩田千春)、今西真也(椿昇)、岡村よるこ(公募)、表良樹(宮永愛子)、片山達貴(髙橋耕平)、加藤笑平(加茂昂)、香月美菜(椿昇)、黒宮菜菜(鶴田憲次)、顧剣亨(椿昇)、小林椋(金氏徹平)、小宮太郎(大庭大介)、西條茜(矢津吉隆)、酒井貴史(加茂昂)、澤田華(髙橋耕平)、品川亮(椿昇)、城愛音(公募)、新宅加奈子(名和晃平)、神馬啓佑(大庭大介)、高木智子(椿昇)、高野浩揮(名和晃平)、谷垣華(公募)、長尾鴻平(池田光弘)、中村ヒカル(名和晃平)、西太志(鶴田憲次)、西垣肇也樹(公募)、西上翔平(金氏徹平)、西村大樹(公募)、広瀬菜々&永谷一馬(塩田千春)、檜皮一彦(Yotta)、堀川すなお(塩田千春)、前田耕平(矢津吉隆)、宮原野乃実(公募)、本山ゆかり(金氏徹平)、柳瀬安里(髙橋耕平)、山内祥太(Yotta)、油野愛子(薄久保香)、和田直祐(椿昇)
【招待作家:2名】 サヘジ・ラハール、笹岡由梨子
【アドバイザリーボード・ディレクター:8名】 池田光弘、薄久保香、大庭大介、加茂昂、塩田千春、矢津吉隆、Yotta、椿昇

会場デザイン:dot architects(ドットアーキテクツ)

Text:Kyo Yoshida

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