公開日:2020年3月20日

3連休はアートを見よう。屋外彫刻展などTABおすすめ展覧会3選

3連休はゆっくりアート鑑賞を。TAB編集部おすすめの展覧会を3つ紹介

3連休、アート鑑賞をしたいならこの場所へお出かけを! 今回は、閉幕間近の展覧会を中心に、TABおすすめの展覧会3つを紹介。お出かけ前後のうがい・手洗いはお忘れなく。

アーティゾン美術館(見えてくる光景 コレクションの現在地)

新型コロナウイルスの影響で、3月15日まで臨時休館をしていたアーティゾン美術館の開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」が再びオープン。本展には、65年以上の歴史で約2800点もの数を誇る石橋財団コレクションから、厳選した約200点が集まっている。

日本の美術館でも最高峰と言えるコレクションの質ゆえに見どころはいくつもあるが、注目は新収蔵作品。ベルト・モリゾ、メアリー・カサット、ウンベルト・ボッチョーニ、ワシリー・カンディンスキー、アルベルト・ジャコメッティ、松本竣介など31点の作品が初公開される。会期は3月31日まで。事前予約を忘れず、会場でコレクションの厚みに触れてほしい。

※この展覧会は事前予約制です
会期:2020年1月18日〜3月31日
休館日:月曜日
時間:10:00〜18:00(金曜日は20:00まで)
住所:東京都中央区京橋1-7-2
https://www.artizon.museum/

「見えてくる光景 コレクションの現在地」展の会場風景より、コンスタンティン・ブランクーシ《ポガニー嬢Ⅱ》(1925/2005鋳造)

神宮の杜 野外彫刻展「天空海闊」

果てしなく続く空に向かって、大らかに広がること。そんな意味を込め「天空海闊(てんくうかいかつ)」と題された野外彫刻展が明治神宮の内苑各所で行われている。参加作家は、名和晃平、船井美佐、松山智一、三沢厚彦の4名。

70万平米にもおよぶ明治神宮の杜は、都心とは思えない緑豊かな静けさが魅力。そしてこの杜は100年前、当時の森林学や造園学、都市工学を採り入れつくられた人口の杜だという。そうした叡智が実を結び、約3000もの動植物が生息しているというこの杜で、ゆっくりと散策しながらアートとの出会いを楽しんでほしい。

会期:2020年3月20日〜12月13日
会期中無休
時間:明治神宮の開門・閉門時間に準ずる
住所:東京都渋谷区代々木神園町1-1(明治神宮)
https://jingu-artfest.jp/

神宮の杜 野外彫刻展「天空海闊」の展示風景より、名和晃平《White Deer(Meiji Jingu)》(2020)

森村泰昌: エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私

名画や映画の登場人物、歴史上の人物に自らが扮するセルフポートレイト作品などで知られる森村泰昌。今回の個展は、自らが脚本を手がけ自演する映像作品「エゴオブスクラ」と、この映像を用いて会期中開催される作家自身によるレクチャーパフォーマンスを通じて、作家は日本近現代史、文化史に言及するというもの。

臨時休館が明け、会期は4月12日までと残り約一ヶ月。見逃しのないようご注意を。

会期:2020年1月25日〜4月12日
休館日:月曜日
時間:11:00〜17:00(金曜日は20:00まで)
住所:東京都品川区北品川4-7-25
http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/

「森村泰昌: エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」展より

Art Beat News

Art Beat News

Art Beat Newsでは、アート・デザインにまつわる国内外の重要なニュースをお伝えしていきます。