MoMA監修の無料講座や300冊以上のアートブックも:学べるオンラインサービス7選

自宅からアート、デザイン、歴史を学ぶ。TAB編集部おすすめのオンライン学習サービスを紹介

In Art Beat News by Art Beat News 2020-05-20

自宅で過ごす時間が増えたなら、これを機に新たなことを学んでみるのはどうだろう。アート、デザイン、写真、プログラミングなどを自宅から学べる、TAB編集部おすすめの国内外オンライン学習サービスを厳選して紹介する。

1:MoMAが監修、オンラインでアートを学ぶ無料講座「Coursera」

大学の講義を無料で体験できるウェブサイト「Coursera(コーセラ)」で、ニューヨーク近代美術館(MoMA)が監修する無料講座を受講できる。

コースのラインナップは「What is contemporary art?(現代アートとは何か?)」「Modern art and ideas(近代美術とアイデア)」「Seeing through photographs(写真を通して見る)」「Fashion as design(デザインとしてのファッション)」「In the studio: abstract post-war painting(スタジオにて:戦後の抽象絵画)」「Art & Activity: Interactive Strategies for Engaging with Art(アートとアクティビティ:アートと関わるためのインタラクティブな戦略)」「Art & Ideas: Teaching with Themes(アートとアイデア:テーマとともに教える)」「Art & Inquiry: Museum Teaching Strategies For Your Classroom(アートと探求:美術館で授業をするために)」の8種類。

5週のプログラムを通して、MoMAのキュレーター、アシスタントキュレーターらが監修したコースでアートをじっくり学ぶチャンス。

https://www.coursera.org/moma

 

2:写真家によるオンライン講座

写真を専門とする一般社団法人「Tokyo Institute Of Photography」は、日本最大級の参加型写真展の「御苗場」と共催で、写真家9名によるオンライン講座を5月22日〜30日の9日間連続で開催。国内外で高い評価を受ける写真家たちが写真作品制作のヒントをレクチャーする。

講師となる写真家たちは、小山泰介、Fumi Nagasaka、片山真理、千賀健史、鈴木麻弓、Lily Shu、熊谷聖司、岡原功祐、濱田英明。内容は、ファッションフォト、ダミーブックを利用しての海外進出事例、現代ならではの写真集の流通のさせ方、作家活動の資金を調達する為のグラントのポイントなど幅広い。

参加料は1講座につき3300円、9つ通しで16500円(締め切り:各講座の開催日13:00まで)。
申し込みURL:http://ptix.at/RLiX1m
ウェブサイト:https://www.onaeba.com/vol-26_online_9tips/

 

3:スマホで学ぶプログラミング「easel(イーゼル)」

プログラミングに興味のある方におすすめしたいのは、「感性(センス)と論理(ロジック)をともに磨く」をテーマに、プログラミングの学習にアートと創造性の要素を取り入れた、スマートフォンで学ぶプログラミング教材「easel(イーゼル)」。

60以上のコンテンツが学習できるこのサービスは、スマートフォンやタブレットだけで、いつでもどこでも学べ、子どもから高齢者までがひとりで学べるように、初学者がハードルなく始められるよう工夫されている。

監修は、アーティストの脇田玲と、日本におけるクリエイティブコーダーの第一人の田所淳。各画面にはイラストレーター・長場雄の描き下ろしイラストも登場する。有料会員登録は月額990円(税込)。

https://www.learning-innovation.go.jp/db/ed0119/

 

4:「Center for Book Arts」のオンラインクラス

現代アートの文脈の中でブックアートを考える──1974年にニューヨークで設立された「Center for Book Arts」は、ブックアートと現代の視覚芸術、文学をつなぐ役割を果たす、ブックアートに特化した数少ない組織のひとつ。

展示、イベント、講座などを行ってきたこのCenter for Book Artsでは現在、様々なオンラインプログラムを週に2〜3度開催している。直近のコースでは、アーティストのベアトリス・コロンによる切り絵ワークショプ、自分だけのリサイクルペーパーをつくるワークショップ、イヴィヴァ・オレニックによる刺繍ワークショップなど。受講料は寄付制となっている。

https://centerforbookarts.org/online-learning/

 

5:J・ポール・ゲティ美術館が300冊以上のアートブックを公開

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ロサンゼルスのJ・ポール・ゲティ美術館がアート・ブック、ポッドキャストなどのオンラインプログラムを公開中。

注目は、同館の展覧会カタログや研究報告を出版するゲティ・パブリケーションが無料公開する300冊以上のアート・ブックが揃う「Getty Publications Virtual Library」。ポール・セザンヌが晩年に取り組んだ水彩画にフォーカスした『Cezanne in the Studio: Still Life in Watercolors』(2004年)、48歳で初めてカメラを手にし、14年間のキャリアの中で1200枚以上の写真を撮影したイギリス人写真家、ジュリア・マーガレット・キャメロン(1815-1879)の全作品が収められた『Julia Margaret Cameron: Complete Photographs』(2002年)など、じっくり目を通したい著書が多数。

そのほか、中世からルネサンス初期の彩飾写本の制作方法、タペストリーの編み方、ビジュアル・ポエムのつくり方、ミイラ化プロセスなどもYouTubeにて講義形式で公開されている。

http://blogs.getty.edu/iris/explore-getty-art-resources-closed-coronavirus/

 

6:デザイン、写真、映画を学ぶ「MasterClass」

建築家のフランク・ゲーリー、写真家のアニー・リーボヴィッツ、ファッション・デザイナーのマーク・ジェイコブスやダイアン・フォン・ファステンバーグら各界の一線で活躍する人々の講義を受けたいなら「MasterClass」へ。

2016年にスタートしたアメリカのオンライン教育プラットフォーム・MasterClassは、映画、ライフスタイル、デザイン、写真、スポーツ、音楽など様々な分野のエキスパートが登場するチュートリアルや講義を視聴できる、各コースが約10~25回・計2~5時間程度のプログラム。映画監督のデヴィッド・リンチやマーティン・スコセッシ、俳優のナタリー・ポートマンら誰もが知るスターも顔を揃えている。

受講料は、無制限視聴のコースが年間180ドル(約2万円)。1ヶ月あたり1733円と考えると、お得なプログラムと言えるだろう。

https://www.masterclass.com

 

7:大人も楽しい「おうちでみんぱく」

大阪府の「国立民族学博物館(みんぱく)」は、文化人類学・民族学とその関連分野の大学共同利用機関として1974年に創設された博物館。文化人類学関係の単体の教育研究機関、そして世界全域をカバーする研究者の陣容と研究組織を持つという点で、世界唯一の存在とも言える場所だ。

そんな同館が現在、「おうちでみんぱく」として、自宅滞在を余儀なくされる子ども向けのページを開設した。あくまで子ども向けだが、インド、エジプト、中国、オセアニアなど、世界の暮らしの文化をわかりやすく解説する「みんぱく世界の旅」、世界の先住民族を易しく解説する「先住民族を知ろう」など、大人が読んでも発見と楽しみのある内容が充実。珍しいモチーフの塗り絵も楽しめる。

https://www.minpaku.ac.jp/museum/news/ouchi

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