公開日:2021年1月16日

日本最大級の新アートフェア、Art Collaboration Kyoto:世界53ギャラリーが2月京都に集結

2月に初開催「Art Collaboration Kyoto」の参加ギャラリーが明らかに

※新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発出を受け開催延期となりました。(2021/1/15)

2021年2月に京都で初開催される、現代アートに特化した日本最大級のアートフェア「Art Collaboration Kyoto」(ACK)。

その参加ギャラリーなどの詳細が明らかになった。

海外ギャラリーは23軒

「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」という2つのセクションからなるフェア。

大きな特徴はこの「ギャラリーコラボレーション」で、日本国内のギャラリー22軒がホストとなり、日本国外に本拠地のあるギャラリー23軒(欧州から10軒、アジアから7軒、北南米から6軒)をゲストに迎えブースを共有して出展するというもの。総勢45軒のギャラリーが参加し、ホストとゲストの共演により構成される22のブースから、世界水準の現代アートを国内外に発信する。

組み合わせは以下の通りだ(組み合わせの前者がホスト、後者がゲスト)。

ANOMALY(東京)+Blum & Poe(ロサンゼルス)
ARTCOURT Gallery(大阪)+Erskine, Hall&Coe(ロンドン)
FINCH ARTS(京都)+Art Space 413(ソウル)
imura art gallery(京都)+MIZUMA GALLERY (シンガポール)
KAYOKOYUKI(東京)+King’s Leap(ニューヨーク)
MISAKO & ROSEN(東京)+Fortes D’Aloia & Gabriel(サンパウロ)
MORI YU GALLERY(京都)+RICHARD TAITTINGER GALLERY(サンパウロ)
NANZUKA(東京)+Petzel(ニューヨーク)
Gallery OUT of PLACE(東京)+Galerie CAMERA OBSCURA(パリ)
Satoko Oe Contemporary(東京)+GALLERY EXIT(香港)
STANDING PINE(名古屋)+Primo Marella Gallery(ミラノ)
TAIGADO(京都)+Caves Art Center(台北)
Taka Ishii Gallery(東京)+Galerie Gisela Capitain(ケルン)
Takuro Someya Contemporary Art(東京)+UPSTREAM GALLERY(アムステルダム)
TARO NASU(東京)+Esther Schipper(ベルリン)
TEZUKAYAMA GALLERY(大阪)+Der-Horng Art Gallery(台南)
Tokyo Gallery+BTAP(東京)+Eslite Gallery(台北)
TOMIO KOYAMA GALLERY(東京)+Fergus McCaffrey(ニューヨーク)
GALLERY TOMO(京都)+Marsiglione Arts Gallery(コモ)
Gallery Yamaguchi kunst-bau(大阪)+Gallery Shilla(テグ)
Yoshiaki Inoue Gallery(大阪)+AKI Gallery(台北) / Galerie EIGEN+ART(ベルリン)
Yuka Tsuruno Gallery(東京)+alexander levy(ベルリン)

いっぽう、国内8軒のギャラリーが参加し、京都にゆかりのあるアーティスト計17名を個展、またはテーマのあるグループ展で紹介するセクション「キョウトミーティング」。こちらにはKOKI ARTS、KOSAKU KANECHIKA、MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w、Gallery Nomart、Gallery RIN、WAITINGROOM、Gallery Yamaki Fine Art、Yutaka Kikutake Galleryが参加する。

ブースのイメージ。周防貴之が空間デザインを手がける

作品をじっくり見ることのできるブース

展示会場は、様々なサイズの展示ブースが一見ランダムに分散する形で配置。それぞれのブースは他のブースから切り離されており、展示が干渉し合わないように工夫されている。これは、限られた時間でできるだけたくさんの作品を一度に鑑賞する従来のアートフェアに対して、「できるだけ純粋に作品を展示できる場所にしたい」「作品を自ら発見していくような出会い方をつくれる場にしたい」という発想をもとにつくられている。

また、ブースとブースの間のスペースではカフェ、イベント、展示などが展開される予定だという。

ロゴマーク

日本では数十年ぶりの規模

これほどの数の海外ギャラリーが参加する機会は日本のフェアではめずらしいこと。実行委員会副委員長の小山登美夫(小山登美夫ギャラリー 代表/一般社団法人日本現代美術商協会 代表理事)は、「京都という場所の魅力が、海外ギャラリーやコレクターの人々に有効だったと思う。これだけのギャラリーが日本に来るということは、海外の関係者が日本のアートの情報を自国に持ち帰るということでもある。また、日本のコレクターたちにとっても、幅広い国のアーティストに会えるメリットがある。双方の財産になっていくと思います」と語った。

会見にて、左から井上智治、小山登美夫、西脇隆俊、井上佳昭

Art Collaboration Kyoto
一般公開:開催時期未定
会場:国立京都国際会館 イベントホールほか
住所:京都市左京区宝ヶ池(京都市内で複数の関連プログラムを開催予定)早割価格:一般2500円、大学生・高校生1000円(2021年2月から通常料金 一般3000円、大学生・高校生1500円)
完全事前予約制(日時指定・定員制)
www.a-c-k.jp

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