公開日:2024年1月1日

大竹伸朗が毎日芸術賞を受賞。東京国立近代美術館などでの回顧展を評価

俳優の大竹しのぶやジャズピアニストの山下洋輔らも受賞

大竹伸朗 撮影:編集部

第65回毎日芸術賞(主催・毎日新聞社、特別協賛・ユニクロ)が1月1日付で美術家の大竹伸朗ら5人に決まった。大竹は、16年ぶりとなる大規模な回顧展「大竹伸朗展」(東京国立近代美術館:2022年11月~23年2月愛媛県立美術館:同5月~7月、富山県美術館:同8月~9月)が評価された。贈呈式は2月8日に東京のホテル椿山荘東京で行われる。

大竹は1955年東京生まれ。1980年代初めにデビューし、絵画や彫刻、コラージュ、インスタレーション、建造物など様々なかたちで作品を発表。ドクメンタ13(2012)やヴェネチア・ビエンナーレ(2013)にも参加し、国内外で高い評価を得てきた。受賞対象の「大竹伸朗展」は、初期作から最新作まで数百点の作品を「記憶」「時間」などテーマ別に並べ、概念を視覚化したような濃密な展示空間が反響を呼んだ。

1959年に創設された毎日芸術賞は、とくに優れた芸術的成果を1年間に上げた個人や団体に贈られる。第65回のほかの受賞者は、俳優の大竹しのぶ一、俳人の柿本多映、作家の北方謙三、ジャズピアニストの山下洋輔。今回から40歳未満の若手芸術家を支援するための「毎日芸術賞ユニクロ賞」が新設され、受賞者は贈呈式当日の2月8日に発表される。

大竹伸朗による「Why Art?」はこちら

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