週末に訪れたい展覧会を、TAB編集部がピックアップ。気になる展覧会はウェブ版でのログインやTABアプリでブックマークがおすすめ。アプリでは、開幕と閉幕間近をプッシュ通知でお知らせします。
*2024年下半期おすすめ展覧会26選も公開中!
フランスのメゾン、カルティエが日本にブティックを開いて50周年の節目となる本年。そのメモリアルイヤーを記念して行われる本展では、貴重なアーカイブピースや、同メゾンとの関わりが深い日本人アーティストの作品を通じてカルティエと日本の関わりをひもとく。参加アーティストには、澁谷翔、松井えり菜、村上隆、横尾忠則、杉本博司など。展示の様子はこちらのフォトレポートから。
会場:東京国立博物館
会期:6月12日〜7月28日
印刷技術のない中世ヨーロッパにおいて、信仰や知の伝達のために重要な役割を果たしていた写本。写字生とよばれる人びとの手によって膨大な時間と労力をかけて制作される写本には、華やかな彩飾が施されており、一級の美術作品へと昇華を遂げている例も珍しくない。本展は聖書や詩編集、時祷書、聖歌集など中世から近世初頭にかけて普及した写本の役割や装飾の特徴に迫る展覧会となった。詳細はこちらのニュースから。
会場:国立西洋美術館
会期:6月11日〜8月25日
現代社会において、世代やジェンダーにとらわれず自分の「ココロがオドル」装いを自由に取り入れる感覚はますます広がっている。本展はそのような軽やかな時代感覚に呼応し、「ココロがオドル」クリエイティブを資生堂のデザインアーカイブからセレクト。明るさ、軽やかさ、ビビッドさ、ユーモア、遊び心、親しみやすさに加えて、未来的なイメージを含んだ商品や広告300点近くが展示されている。展示の様子はこちらのフォトレポートから。
会場:資生堂ギャラリー
会期:6月8日〜8月4日
本展は異なる時期/異なる作家/異なる状況による絵画が混在する空間を、画家・O JUNが作り上げる実験的な展覧会。制作を行うなかでの「反復」や「なぞり」が、新たな作品とどのように連続し、あるいはどのような変化をもたらすのかを探求する新作の展示や、作家も制作時期も異なる、多様な背景を持った絵が置かれた空間での公開制作が行われる。
会場:ヴォイドプラス
会期:6月12日〜7月13日
工業素材を用いた家具やインテリアで知られ、1960年代以降、デザイン界で高い評価を受けてきたインテリアデザイナー・倉俣史朗。およそ20年ぶりとなる回顧展が京都に巡回する。出展作品には、初期から晩年までの作品に加えて、その制作の過程を示す夢日記やスケッチも紹介される。世田谷美術館での展示の様子はこちらのレポートをチェック。
会場:京都国立近代美術館
会期:6月11日~8月18日