
左:秦テルヲ 吉原長巻(部分) 1919(大正8)頃 京都国立近代美術館、中央:石元泰博 シカゴ こども 1948-52 Ⓒ 高知県、石元泰博フォトセンター、右:エレン・テスレフ 少女たち(草原の少女たち) 1906 ヘルシンキ市立美術館、レオナルド&カタリナ・バックスバッカ・コレクション Photo: Maija Toivainen
1988年から東京駅丸の内駅舎内で活動を続ける東京ステーションギャラリー。東京駅の復原工事に伴う休館を経て、2012年に再開館し、「近代美術の再発見」「鉄道・建築・デザイン」「現代アートへの誘い」を軸に多様な企画展を行なっている。このたび、同館で2027年から2028年にかけて開催される展覧会のラインアップが発表された。2026年度の展覧会としてすでに発表されていたものも含め、7つの展覧会を見どころとあわせて紹介する。
20世紀初頭のノルウェーでもっとも傑出した画家のひとりとして、近年世界的にも評価が高まっているニコライ・アストルップ(1880〜1928)の日本初大回顧展。ノルウェーを代表する画家であるエドヴァルド・ムンクの17歳下で、同時代に活躍したアストルップは、山々に囲まれた湖畔の村ヨルステルを拠点に、天候や季節ごとに変化する自然と人々の暮らしを描いた。本展では、油彩画に加え、独自の境地を拓いた木版画などの代表作を一堂に集め、その画業の全貌に迫る。