終了した展覧会・イベントです

「アルヴァロ・シザの建築」展

TOTOギャラリー・間
終了しました

アーティスト

アルヴァロ・シザ
アルヴァロ・シザ氏は、ポルトガルのポルトを拠点に半世紀以上も活動を続ける建築家です。氏の設計は何十枚と描くスケッチから始まります。設計をする上での重要な姿勢の一つは状況の変化にセンシティブに対応できることである、と述べる氏は、敷地を訪れては市販のノートや図面、紙ナプキンにまで建物の全体像や内部空間、ディテールのイメージを描いて設計を進めます。その建築は、土地との深い関係性をもつ配置計画や材料の選択がなされ、その場の一部であったかのように新旧の融合をはたし、真っ白い壁や天井に囲まれた寡黙な空間に丸や三角、四角の窓から光が注がれ詩的な場がつくられます。

展覧会では異なる’Context’(コンテクスト)と’Nature of Work’(仕事の性質、内容)をもつ7つの作品を取り上げて設計のアプローチを示すとともに、それぞれにかたちづくられる氏の空間の質を紹介いたします。代表作として知られる「サンタ・マリア教会」(1990-2006)や「リスボン万博ポルトガル館」(1995-98)、構造家や若手建築家とのコラボレート作品「サーペンタイン・パヴィリオン」(2004-05)の他、最新の大規模プロジェクト「ポルト・アレグレの文化センターとホール」(1998 -)、アジアで進行中の「韓国ミメシス美術館」(2005-)などの日本では未発表の作品も含みます。会場では、シザ氏自身のデザインによるテーブルと展示パネルが緻密に計算された構成によって配置され、大量のスケッチ、模型と図面によって各々の作品を紹介します。中庭には、氏の素材に対する関心を象徴した木、石、鉄、合板、ブロックという異なる建築材料のコンポジションによるインスタレーションを展示します。また、新たに収録したインタビューとポルトガルとスペインに建つ初期から現在までの代表作を紹介する映像によって、確固たる信念をもつ氏とその建築の魅力をお伝えいたします。

ギャラリー・トーク
ナビゲーター:戸室太一(建築家)
第1回 6月2日(土)「アルヴァロ・シザ事務所の現在」
話し手 : 伊藤 廉、瀬下直樹(現スタッフ)

第2回 6月16日(土)「アルヴァロ・シザの建築手法」
話し手 : 中村光則(建築家)

第3回 7月21日(土)「ポルト大学からアルヴァロ・シザ事務所へ」
話し手 : 新谷憲司(建築家)

各回14:00~15:00

スケジュール

2007年6月2日(土)〜2007年7月29日(日)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
月曜日、祝日
展示替期間・夏期・年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.toto.co.jp/gallerma/ex070531/index.htm
会場TOTOギャラリー・間
http://www.toto.co.jp/gallerma/
住所〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
アクセス東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩1分、都営大江戸線六本木駅8番出口より徒歩6分、東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口より徒歩7分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営地下鉄大江戸線青山一丁目駅4番出口より徒歩7分
電話番号03-3402-1010
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します