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「有田焼創業400年記念 明治有田 超絶の美 - 万国博覧会の時代 - 」展

泉屋博古館東京
終了しました
江戸時代初期、佐賀県・有田の地において日本で初めて磁器が作られ、国内のみならず、ヨーロッパ各国の王侯貴族を魅了する華やかで精緻な製品を数多く制作してきました。 明治時代に貿易が自由化されると、細やかな絵付けと精緻な技巧を凝らした有田磁器は、1873年(明治6年)開催のウィーン万国博覧会で好評を博し、その後も世界各国で開催された博覧会を中心に絶大な人気を誇りました。巨大な花瓶や再現不可能と言われる細密描写には、当時の職人達の超絶技巧が生み出したわざの美を感じることができます。 国内でも、近代日本初の迎賓施設である延遼館(えんりょうかん)、鹿鳴館(ろくめいかん)や明治宮殿など、国内外のお客様をもてなす場で用いられた有田焼洋食器は、饗宴に華を添えました。器の精巧さ、絵付けの細やかさ、いずれも当時の日本最高峰の技術が凝らされています。
また、本展では、明治時代に描かれた有田焼のデザイン画を初公開致します。デザイン画に基づいて製作された作品と共に見ることの出来る、大変貴重な機会でもあります。日本で最初の会社組織として注目を集めた「香蘭社(こうらんしゃ)」の歴史、幻と言われた「精磁会社」の名品、明治後期に誕生した「深川製磁」など、明治有田の逸品とともに、本展により、有田の歩みを辿ることが出来るでしょう。明治時代、世界を魅了した華麗なる作品の数々から、明治有田の魅力をご紹介します。

[関連イベント]
ギャラリートーク 「明治の大作と細密描写」
日時: 9月24日(土)15:00~16:00
講師: 鈴田由紀夫(本展監修者・佐賀県立九州陶磁文化館 館長)
      
ゲスト・トーク 「香蘭社に秘蔵された図案」
日時: 10月22日、11月19日(土)15:00~16:00
講師: 森谷美保(美術史家・本展コーディネーター)

ゲスト・トーク 「宮中晩餐会の食器と精磁会社」
日時: 11月12日(土)15:00~16:00
講師: 長佐古美奈子(学習院大学史料館学芸員)     

ギャラリ―トーク
日時: 9月30日(金)、10月14日(金)、11月4日(金)15:00~16:00
講師: 森下愛子(当館学芸員)

ロビー・コンサート
日時: 10月2日(日)15:00~16:00  
演奏: 藤井黎元(津軽三味線奏者)
定員: 50名
※当日10:00より入館券をお持ちの方お一人につき1枚、座席指定券付き整理券を配布予定

セミナー 「現在に伝わる明治の超絶技巧(仮)」
日時: 10月17日(月)10:00~17:45
会場: 東京文化財研究所地下1階セミナー室
講師: 鈴田由紀夫(佐賀県立九州陶磁文化館館長)、原田一敏(東京藝術大学大学美術館教授)、長崎巌(共立女子大学教授)、荒川正明(学習院大学教授)、山崎剛(金沢美術工芸大学教授)など

※関連イベントの詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2016年9月24日(土)〜2016年12月4日(日)

開館情報

時間
11:0018:00
金曜日は19:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
備考
10月10日(月・祝)は開館、10月11日(火)は休館
入場料一般 800円、 大学生・高校生 600円、中学生以下無料
展覧会URLhttp://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/index.html
会場泉屋博古館東京
https://sen-oku.or.jp/tokyo/
住所〒106-0032 東京都港区六本木1-5-1
アクセス東京メトロ南北線六本木一丁目駅3番出口より徒歩4分、東京メトロ日比谷線神谷町駅4b出口より徒歩6分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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