阪口楼アーティスト
兼子裕代、笹原晃平、松田壯統、Yukawa-Nakayasu、葭村太一
上町台地アートワークス実行委員会は、大阪市天王寺区を中心とする「上町台地」をテーマとした、複数アーティストによる地域調査・地域介入の結果を一堂に集め公開する現代美術展を開催いたします。
上町台地とは、最北端に大阪城、最南端に住吉大社をおき、標高8~20mほどの高台になっている地域を指します。ここでは、大阪市の大部分が海底にあった太古から人々が集住し、特に古代から中世にかけて大阪の文化の集約が見られ、それにともない多彩で豊かな人々の営みが行われてきました。今でもその中心地には、日本で最初の官寺である四天王寺と、日本で一番の高層ビルであるあべのハルカスを、わずか1km圏内に隣接させるという古今が渾然一体となった景観を育んでいます。
このような特異な場所において、アーツサポート関西に設けられた「上町台地現代アート創造支援寄金」からの助成を受けたアーティストの制作やリサーチ活動が2018年以降、継続的に繰り広げられてきました。それらの取り組みの総体を、この2022年10月、一つの節目として、広く一般のみなさまに公開いたします。
会場: 阪口楼、旧住友吉左衛門茶臼山本邸土蔵、旧黒田藩蔵屋敷長屋門、あべのハルカス、浄國寺