公開日:2026年2月27日

【0円アート散歩】東京で無料の展覧会8選|2026年3月 美術館からギャラリーまでおすすめをピックアップ

今月は大阪・関西万博を体験できる特別展や、やんツー、高木由利子の個展など

厳しい寒さも終わりを告げ、春の訪れを感じるこの季節。東京では、無料で楽しめる魅力的な展覧会が多数開催されている。今月は大阪・関西万博を東京で体験できる特別展や、「TCAA 2026-2028」を受賞したばかりのやんツー、Bunkamuraザ・ミュージアム移転前最後の展示となる高木由利子の個展など、無料で気軽に訪れることができる展覧会を8件セレクトした。

*【入場無料】の展覧会情報は、「展覧会・イベント」ページにて随時更新中

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*各展覧会の会期・内容は予告なく変更になる場合があるため、お出かけ前には公式ウェブサイトをご確認ください。

アンドリウス・アルチュニアン「Obol」|銀座メゾンエルメス(銀座)

エルメス財団が、The 5th Floorのディレクター岩田智哉をゲスト・キュレーターに迎え開催されるアルメニア/リトアニアのアーティスト、アンドリウス・アルチュニアンの日本での初個展。粘性が高く漆黒な石油由来の物質である瀝青を用いた作品のほか、銀貨オボルや蛇、生成的な神話的図像を用いた作品が展示される。また、会場には作曲家でもあるアルチュニアンのサウンドが響き渡り、未来の冥界における儀式を想起させる空間を作り出す。ニュースはこちら

会場:銀座メゾンエルメス
会期:2月20日~5月31日

会場風景

「うたう仲條 おどる仲條 -文字と画と、資生堂と」|資生堂ギャラリー(銀座)

企業文化誌『花椿』をはじめ、松屋銀座東京都現代美術館のロゴデザインなどを手がけてきたグラフィックデザイナー・仲條正義。没後から5年目を迎えた今年、数多くの作品をともに手がけた資生堂社との軌跡を振り返る展覧会が開催される。本展では、資生堂パーラーのポスターやパッケージ、初出品となる貴重な原画など約200点のほか、同社の企業文化誌『花椿』約350点を収めたライブラリーコーナーも設置される。ニュースはこちら

会場:資生堂ギャラリー
会期:3月3日~6月28日

「ポーランドの巨匠 ヤン・レニツァ ポスター、アニメーション、イラストレーション、舞台」|ギンザ・グラフィック・ギャラリー(銀座)

視覚的表現の大胆さのなかにのぞかせるユーモアで、「第1回ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ」(1966)で金賞を受賞し、日本でもその名を轟かせる存在となったポーランドのグラフィック・デザイナー、ヤン・レニツァ。本展では、生涯にわたり創作し続けた映画や演劇のポスターや、彼が意欲的に取り組んできたアニメーションフィルムを中心に、風刺画、舞台デザイン、キャラクターの原画など、これまであまり紹介されてこなかったレニツァの創作もあわせて展示される。

会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー
会期:2月12日~3月26日

やんツー 「浮遊する器官」|BUG(丸の内)

中堅アーティストを対象とした現代美術賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」の第6回目となる「TCAA 2026-2028」を2月に受賞したばかりの、やんツーの個展が銀座・BUGで開催中だ。やんツーはこれまで、AIやセグウェイなどのテクノロジーを用いた作品を発表しながら、進歩主義や資本主義、テクノロジーに関わる人間の身体性や主体性に焦点を当ててきた。本展では、BUGの天井高(7.2m)を存分に活かし、AIを搭載したドローンとそれを撃墜しようとするカタパルト(投石器)が対話を重ねる新作を通して、テクノロジーの在り方と、それが引き起こす現状に私たちがどう向き合うかを問いかける。

会場:BUG
会期:2月25日~4月5日

ダニエル・ビュレン 「Third Eye, situated works - 知覚の拡張―そこにある眼差し」|SCAI THE BATHHOUSE(上野・谷中)

1960年代中盤から現在に至るまで60年以上に渡る活動を展開し、コンセプチュアル・アートの地平を切り拓いてきた美術家ダニエル・ビュレン。本展を構成する6点のダニエル・ビュレンの新作「Prismes et mirroirs : Haut-relief (プリズムと鏡 :高浮き彫り)」シリーズは、SCAI THE BATHHOUSEの建築や、高い天井から差し込む自然光の移り変わりといった環境の諸要素と共鳴し、作品と空間が相互に作用し合う構成を生み出す。

会場:SCAI THE BATHHOUSE
会期:3月17日~5月9日

「みゃくみゃくとつなぐ展 ~万博とひらく未来~」|日本科学未来館(青海)

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、これからの暮らしや社会を体験できる“未来の実験場”として開催された大阪・関西万博。本展では、博覧会で話題を集めた未来の食やヘルスケアの展示を中心に、万博で描かれた「ちょっと先の未来」を、東京であらためて体験できる機会をお届けする。ニュースはこちら

会場:日本科学未来館
会期:2月18日~4月13日

高木由利子「Threads of Beauty 1995‐2025 ― 時をまとい、風をまとう。」|Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)

ファッションとは何か。その壮大な問いの本質を追い求め、世界各地の伝統的な衣服をまとい生きる人々の日常を、写真家・高木由利子が30年間にわたり撮り歩いた「Threads of Beauty」シリーズ。Bunkamuraザ・ミュージアム移転前最後の展示となる本展では、会場構成に高木との2度目のコラボレーションとなる建築家・田根剛を迎え、精選した100点以上の作品を出展する。ニュースはこちら

会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
会期:3月10日~3月29日

「亀裂を見つめてⅢ」|アートフロントギャラリー(代官山)

2022年2月24日のロシア連邦によるウクライナへの全面侵攻の開始から早4年。いまも戦争状態の続くウクライナの厳しい現実のなかで生まれた、アーティストたちの作品を紹介するグループ展がアートフロントギャラリーにて開催中だ。ウクライナを代表するアーティスト/キュレーターのニキータ・カダンのキュレーションにより、人々が抱える記憶や痛み、未来への希望を伝える場となることを目指す。

会場:アートフロントギャラリー
会期:2月6日~3月19日

会場風景

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