公開日:2025年12月11日

【2026年】美術館別スケジュールまとめ。国立新美術館、森美術館、アーティゾン美術館、東京都現代美術館などの気になる展覧会ラインアップは?

2026年の美術館別スケジュールをまとめて紹介

Tokyo Art Beatの記事で取り上げた美術館別の2026年スケジュールをまとめて紹介。ラインアップは随時更新予定。

弘前れんが倉庫美術館

明治・大正期に建設された煉瓦造の建物を、建築家の田根剛が改修を手がけ、2020年に現代美術館として開館した弘前れんが倉庫美術館。弘前をはじめとする東北地域の歴史や文化を継承しつつ、土地や建物に呼応するような、国内外の先進的なアーティストたちによる作品を紹介している。2026年度は、「杉⼾洋展:えりとへり / flyleaf and liner」(12⽉5⽇〜2026年5⽉17⽇)、「⾵間サチコ展:⽅丈ルームの1000⾥眼」(2026年6⽉5⽇〜11⽉15⽇[予定])「⼤正⇆令和アヴァンギャルド(仮称)」(2026年12⽉4⽇〜2027年5⽉16⽇[予定])を開催予定。

十和田市現代美術館

東北初の現代美術館として2008年に開館した十和田市現代美術館は、人間と自然をテーマに、草間彌生、奈良美智、ロン・ミュエクなど世界で活躍するアーティストらの作品を常設展示。2026年度は「国松希根太 連鎖する息吹」(12月13日〜2026年5月10日)、「椿昇 フリーダム(仮称)」(2026年6⽉6⽇〜11⽉8⽇[予定])、「スティーヴ・ビショップ展(仮称)」(2026年12⽉5⽇〜2027年5⽉9⽇[予定])を開催する。

森美術館

国際的な現代アートの展覧会を開催している東京・六本木の森美術館。2026年度は、ロン・ミュエク展(2026年4月29日〜9月23日)、森万里子展(2026年10月31日〜2027年3月28日)を開催予定だ。2026年3月29日までは「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」が行われている。

東京国立近代美術館

1952年に創設された日本で最初の国立美術館である東京国立近代美術館。日本の近現代美術を中心に収集、保存、調査・研究を行っている。2026年度に予定されている企画展は、「下村観山展」(2026年3月17日〜5月10日)、「杉本博司 絶滅写真」(2026年6月16日〜9月13日)、「竹久夢二 時代を創る表現者」(2026年10月23日〜2027年1月11日)。

東京都美術館

2026年に開館100周年を迎える東京都美術館。節目の年となる2026年度の展覧会は、特別展「東京都美術館開館100周年記念 スウェーデン絵画北欧の光、日常のかがやき」(2026年1月27日~4月12日)、特別展「東京都美術館開館100周年記念 アンドリュー・ワイエス展」(2026年4月28日~7月5日)、「東京都美術館開館100周年記念 都美セレクション グループ展 2026」(2026年6月~7月上旬)、企画展「東京都美術館開館100周年記念 この場所の風景-誰のために、何のために、つくられ/記録されてきたのか(仮)」(2026年7月23日~10月7日)、特別展「東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」(2026年7月25日~10月18日)、特別展「東京都美術館開館100周年記念 オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」(2026年11月14日~2027年3月28日)、企画展「東京都美術館開館100周年記念 あなたが世界を読むために」(2026年11月19日~2027年1月11日)。

東京都庭園美術館

1933年に皇族朝香宮家の自邸として建てられた建物を本館とする東京都庭園美術館。2026年度のラインアップとして、現時点では「ルーシー・リー展 ―東西をつなぐ優美のうつわ―」(2026年7月4日〜9月13日)、「マリメッコ展」(2026年10月3日~12月20日)、「リトアニアの手工品展(仮称)」(2027年1月16日~3月28日)の開催が発表されている。

東京都現代美術館

現代美術の流れを展望できるコレクション展示や大規模な国際展などを行っている東京都現代美術館。2026年度は、「エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし」(2026年4月25日〜7月26日)、「多田美波」(2026年8月29日〜12月6日)、「共時的星叢―時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし」(2026年9月5日〜12月13日)、「ハンス・ハーケ」(2027年2月6日〜5月16日)、サンプライド財団との共催展(2027年2月6日〜5月16日)、「MOTアニュアル2026」(2027年2月20日〜5月30日)を予定している。

国立新美術館

コレクションを持たず、国内最大級の展示スペースを生かした多彩な展覧会を開催している国立新美術館。2026年度は、「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」(2026年2月11日〜5月11日)、「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」(2026年4月15日〜7月6日)、「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」(2026年6月10日〜9月21日)、「ルーヴル美術館展 ルネサンス」(2026年9月9日〜12月13日)、「少女漫画・インフィニティ 萩尾望都×山岸凉子×大和和紀 三人展」(2026年10月28日〜2027年2月8日)を開催する。

東京オペラシティ アートギャラリー

国内外の近代から現代の美術を扱う複合文化施設・東京オペラシティ アートギャラリー。2026年度の企画展ラインアップは、「拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」(2026年4月16日〜6月24日)、「ほぼ空:青木淳 + リチャード・タトル」(2026年7月18日〜9月23日)、「ダン・グレアム」(2026年10月17日〜12月20日)、「カイ・フランク展 時代を超えるフィンランド・デザイン」(2027年1月16日〜3月22日)。

アーティゾン美術館

1952年に開館したブリヂストン美術館を前身とするアーティゾン美術館。2026年度に開催予定の企画展は、「クロード・モネ —風景への問いかけ」(2026年2月7日〜5月24日)、「エットレ・ソットサス(仮題)」(2026年6月23日〜10月4日)、「瀧口修造 書くことと描くこと」(2026年6月23日〜10月4日)、「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×藤井光 Whose Light? —だれのひかりか」(2026年10月24日〜2027年1月31日)となる。

東京ステーションギャラリー

1988年から東京駅丸の内駅舎内で活動を続ける東京ステーションギャラリー。2026年から2027年にかけて開催される展覧会は、「大西茂 写真と墨象(仮称)」(2026年1月31日~3月29日)、「カール・ヴァルザー(仮称)」(2026年4月18日~6月21日)、「生誕130年 前田寛治(仮称)」(2026年7月4日~8月30日)、「水滸伝(仮称)」(2026年9月19日~11月8日)、「ニコライ・アストルップ(仮称)」(2026年11月21日~2027年1月31日)、「生誕140年記念 山鹿清華(仮称)」(2027年2月20日~4月11日)となる。

ポーラ美術館

2002年に神奈川県・箱根町に開館したポーラ美術館。印象派から20世紀にかけての西洋絵画を中心としたアジア有数の近代絵画コレクションを核に、様々な展覧会を開催している。2026年の展覧会は、「SPRING わきあがる鼓動」(12月13日~2026年5月31日)、「開館25周年記念 没後100年 モネ×現代アート(仮)」(2026年6月17日~2027年4月7日予定)がラインアップしている。

大阪中之島美術館

2022年に開館し、19世紀後半から現代までの美術やデザインを中心としたコレクションを所蔵する大阪中之島美術館。2026年は、「拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」(12月13日〜2026年3月8日)、「サラ・モリス 取引権限」(2026年1月31日〜4月5日)、「没後50年 髙島野十郎展」(2026年3月25日〜6月21日)、「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。 — 森村泰昌・ヤノベケンジ・やなぎみわ —」(2026年4月25日〜6月28日)、「カール・ヴァルザー展(仮称)」(2026年7月4日〜9月27日)、「NHK日曜美術館 50年展」(2026年10月10日〜12月20日)、「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」(2026年10月31日〜2027年1月31日)の開催を予定している。

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