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20世紀を代表する芸術家パブロ・ピカソ(1881〜1973)の作品からインスピレーションを受け、伝統的な仕立てと遊び心あふれる色使いで知られる英国のデザイナー、ポール・スミスが会場構成を手がける展覧会。色鮮やかで遊び心あふれる空間の中で、初期のピカソを代表する《男の肖像》から《アルルカンに扮したパウロ》など、約80点の作品が展示される。ニュースはこちら。
会場:国立新美術館
会期:6月10日〜9月21日
19世紀後半のパリでは、マネや、のちに印象派と呼ばれることになる芸術家たちがカフェに集い、議論を交わしていた。現代のカフェがくつろぎの場であるとすれば、当時のカフェやキャバレー、ダンスホールは、飲食や娯楽を楽しむだけでなく、新たな芸術が生まれる場所でもあった。それは、サロン(官展)からの脱却とともに、芸術が群衆のなかへと広がっていく新しい時代の始まりでもあった。本展では、マネ、ゴッホ、ロートレック、ピカソによる名作の数々に、バルセロナが誇る日本初公開のカザス作《マドレーヌ》を加えた約130点を通して、カフェで生まれた芸術の広がりを展観する。ニュースはこちら。
会場:三菱一号館美術館
会期:6月13日~9月23日
小田原文化財団 江之浦測候所など建築の分野をはじめとし、舞台芸術の演出では国内のみならずヨーロッパ数都市やニューヨークにも進出している現代美術作家・杉本博司。本展では、デジタル化の進展により姿を消しつつある銀塩写真に着目して、初期から現在に至るまでの作品約65点を展観する。また、サテライト展示として未公開資料「スギモトノート」を公開する。写真作品の制作にあたって、撮影時および暗室での作業工程を記したもので、1970年代半ばから書き継がれている。ニュースはこちら。
会場:東京国立近代美術館
会期:6月16日〜9月13日
日本のヴィデオ・アートの先駆者・出光真子(1940~)の大規模な回顧展。出光は1970年代より、フィルムとヴィデオを用いて、女性の生き方や家族、フェミニズム、ジェンダー、メディアと社会の関係を主題とする作品を発表してきた。同館は2016~2017年度に作家本人から全フィルム・ヴィデオ作品のデジタルデータおよび主要なインスタレーション作品を収集。本展では、これらの収蔵作品全点を展示と上映によって展観する。ニュースはこちら。
会場:東京都写真美術館
会期:6月18日〜9月21日
『時をかける少女』公開20周年を記念し、アニメーション映画監督・細田守の映像世界を、過去最大規模のクリエイティブ資料で体感できる展覧会。今なお多くのファンを生み続けている作品を中心に、絵コンテ、レイアウト、原画、美術ボードなどの制作資料が過去最大規模で展示される。細田守監督の原点とも言える作品群を新たな視点から発見し、あの夏の感動をもう一度体験できるような機会となる。
会場:CREATIVE MUSEUM TOKYO
会期:6月20日~8月31日
現代のメディア環境において、生成AIなどの技術の発展により、情報はかつてない速度と規模で生み出され、流通している。そのなかで、私たちが接する情報はアルゴリズムによって選ばれ、再編成されてもいる。こうした情報環境のもとでは、何が記録され、どのように共有されるのかという枠組みそのものが変わりつつあるのではないだろうか。本展は、何が遺され、残されたものをどのように受けとめるのかという問いを通して、歴史と記憶のあり方をあらためて問い直す。
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
会期:6月20日〜11月8日
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エットレ・ソットサス(1917〜2007)は、20世紀イタリアデザインを代表する世界的な巨匠。ソットサスは、過度な合理性の追求に疑念を抱き、人々の生活に自由で生き生きとした感性を取り戻そうとした。斬新でユーモアあふれるデザインによって、現代人の生活、人生、ひいては運命までも明るく照らした。本展は、日本初のソットサス回顧展として、創意あふれるデザインの数々を紹介する。また、同館では「瀧口修造 書くことと描くこと」展が同時に開催される。
会場:アーティゾン美術館
会期:6月23日〜10月4日
浮世絵には、様々な動物や妖怪が登場する。本展では、可愛くユーモラスな人気作品から、新収蔵品として今回が初公開となる作品まで、140点を紹介する。「かわいい」「怖い」「ちょっと変」をキーワードに、浮世絵に描かれたアニマル&モンスターたちの世界を展観する。
会場:太田記念美術館
会期:6月23日~8月23日
日本建築史の始まりとも言える法隆寺の建立から、1000年あまりの時を経て到来した明治という時代。江戸から明治への転換は、長きにわたり閉ざされていた西洋文化への入口が開かれ、洋風建築の流入が一気に始まることを意味した。本展では、人びとが建築に夢を抱いた「明治の洋館」の世界を、多種多様な資料と立体的な展示で紹介する。ニュースはこちら。
会場:東京都江戸東京博物館
会期:6月23日〜8月23日
江戸の世を鮮やかに彩り、現代にまでその名が轟く浮世絵の祖、菱川師宣は当時の人々が生きた「浮世」の姿を数多く描いた。本展では、東京国立博物館所蔵の師宣の代表作、教科書でよく見られる《見返り美人図》(展示期間:6月27日~7月12日)などの名品が、静嘉堂の元禄絵画コレクションと夢の共演を果たす。
会場:静嘉堂文庫美術館
会期:6月27日~8月23日
「ご自愛」や「セルフケア」など、自分をいたわり、気にかけることへの関心が、ここ数年で高まっている。とはいえ、日々見聞きするニュースや人間関係、様々な出来事に翻弄されるなかで、自分の調子をととのえる方法を理解し、実践できている人は、それほど多くないのではないだろうか。本展では、自分をケアする方法のひとつとして「心の声をきくこと」に焦点を当て、アール・ブリュットと現代美術の作品から、そのヒントを探る。
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー
会期:6月27日〜8月30日
アンパンマンの生みの親・やなせたかし(1919〜2013)の初の大規模巡回展。マンガ家、詩人、絵本作家、イラストレーター、デザイナー、編集者など、多彩な活動を繰り広げたやなせは、極上のエンターテイナーでもあった。「人を喜ばせること」を人生最大の喜びとしていた。苛酷な戦争体験、家族との別れ、様々な人との出会いを経て、「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」を自らに問い続けたやなせがたどり着いたのは、かっこ悪くても、本当に困っている人に一片のパンを、すなわち「あんぱん」を与えられるヒーロー像であった。ニュースはこちら。
会場:世田谷文学館
会期:6⽉30⽇〜 9⽉6⽇
風間サチコ(1972〜)は、黒一色で刷られた木版画で、近代化によってかたち作くられてきた日本社会の矛盾や違和感を描いてきた。オリンピックや原子力をめぐる出来事、学校などの身近な風景まで、私たちの日常と地続きの社会の出来事を、独自のユーモアと鋭い批評性を交えて表現している。本展では、近年の大型木版画に加え、作家が新たに取り組む油彩画を初公開する。
会場:弘前れんが倉庫美術館
会期:6⽉5⽇〜11⽉15⽇
巨大生命体の造形を通して、現代の資本主義社会に問いを投げかけてきた椿昇。本展では、制作活動40年を超える椿が本展のために新たに制作する、地上最大の哺乳類「ゾウ」を中心に、私たちが見て見ぬふりをしがちな日常の行為や思考のあり方を問い直す。私たちはこの社会でどう生きるのか。本展は、椿とともに探究する貴重な機会となる。
会場:十和田市現代美術館
会期:6⽉6⽇〜11⽉8⽇
時代や地域を超えて語り継がれてきた「おとぎ話」は、妖精や魔法使い、森、変身といった象徴的な要素に彩られ、想像力を喚起する豊かなイメージを生み出し、永続的で普遍的な魅力を持っている。本展では、ヨーロッパを中心に広がってきたおとぎ話の世界が、時代の感性と響き合いながら、どのように繰り返し新たな姿をまとってきたのかを、挿絵本を中心に、美術、デザイン、ファッションの観点から多角的に読み解く。
会場:千葉市美術館
会期:6月27日〜 8月30日
第二次世界大戦後、東西の国家に分断されたドイツ。1990年の再統一によって消滅したドイツ民主共和国、すなわち東ドイツで、女性が写真家としてキャリアを形成し、自身の芸術表現としても優れた作品を手がけたことは、ドイツ写真史において近年まで見過ごされてきた。当時、あるいは現在も重要な作家として活動する15人の女性写真家を紹介する本展は、かつて存在した国で社会と日常の光景に注がれた繊細な視線と確かな技術に注目し、それらの作品が果たした役割を考えるものである。
会場:神奈川県立近代美術館 葉山
会期:6月13日〜8月30日
印象派を代表する巨匠、クロード・モネ(1840〜1926)。本展では、時代を映し出すもっとも鋭敏な「目」とも言える国内外18組の現代作家たちのまなざしを通じて、「見る」という、私たちが世界に触れるための始まりの行為をあらためて問い直しながら、モネの新たな地平を探る。ニュースはこちら。
会場:ポーラ美術館
会期:6月17日~2027年4月7日
19世紀末、パリは「ベル・エポック(美しき時代)」と呼ばれる文化の黄金期を迎えた。産業の発展を背景に、美術、舞台芸術、音楽、文学など多彩な文化や芸術が花開き、市井の人々と芸術とがかつてなく近づいた時代。本展では、OGATAコレクションより、ミュシャやジュール・シェレ、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックをはじめとする、ポスター芸術の礎を築いた巨匠たちの作品を紹介する。
会場:茅ヶ崎市美術館
会期:6月17日〜8月23日
大阪府堺市生まれの絵本作家・たかいよしかずは、見た人を元気にする作品作りをモットーに、「絵本を通して子供たちに優しい気持ちを伝えたい」という思いのもと、創作活動に取り組んできた。明治「マーブルチョコレート」のキャラクター「マーブルわんちゃん」や、牛丼チェーン店「すき家」のキャラクター「すっきー」など、多くのキャラクターデザインを手がけるとともに、イラストレーターとしても活躍している。関東の公立美術館では初となる本展では、活動初期から現在までの絵本原画や立体作品などを一堂に紹介する。
会場:平塚市美術館
会期:6月27日〜9月6日
日本の「かわいい」文化の先駆者であり、大正ロマンを代表する画家、竹久夢二。本展は、京都・嵐山の福田美術館が所蔵する、実業家・河村幸次郎(1901〜94)旧蔵のコレクションをまとめて公開する貴重な機会である。画家であり、詩人、デザイナーでもあった夢二の「クリエイター」としての魅力に焦点を当て、美人画の枠におさまりきらない竹久夢二の魅力を紹介する。
会場:新潟市美術館
会期:6月13日〜8月30日
1983年に東京都八王子市に開館した東京富士美術館は、国内外で制作された幅広い時代の絵画、彫刻、写真、陶磁器、武具など約3万点のコレクションを誇る、日本有数の美術館だ。本展では、同館のコレクションから厳選されたモネ、ルノワール、ゴッホ、シャガールといった人気画家の作品に加え、ティントレット、ヴァン・ダイク、クロード・ロランら古典的巨匠の作品を含む約80点の油彩画を通して、西洋絵画400年の歴史を紹介する。
会場:新潟県立近代美術館
会期:6月27日〜8月23日
美術館で作品を鑑賞する体験は、ときに私たちの感情を揺さぶり、思いがけない感覚や記憶を呼び起こすことがある。本展では、「作品との出会い」をテーマに、国内外の39人の作家による約70点の作品を紹介する。現代アートに馴染みのない人にとっても、本展は作品との対話を通して思いを巡らせ、アートの楽しみ方そのものを発見する機会となる。
会場:浜松市美術館
会期:6月20日〜8月30日
1825年、スウェーデン南東部に設立されたグスタフスベリは、北欧を代表する製陶所。本展は、日本初のグスタフスベリ展として、同製陶所を代表する4人のデザイナー、ヴィルヘルム・コーゲ、スティグ・リンドベリ、リサ・ラーソン、カーリン・ビョルクヴィストに焦点を当てる。スウェーデン国立美術館が所蔵する約300点の作品を通して、今なお愛されるグスタフスベリの歴史と魅力を紹介する。
会場:静岡市美術館
会期:6月27日〜9月6日
ノーマン・ロックウェル(1894〜1978)は、アメリカで活躍したイラストレーター。1916年から47年間にわたり、当時アメリカでもっとも売れた雑誌『サタデー・イブニング・ポスト』の表紙を手がけたことで知られる。ロックウェルが描いたアメリカの家庭生活や郷愁を誘うイラストは、アメリカ人の心をとらえて離さなかった。本展では、アメリカの発展を象徴するノーマン・ロックウェルの世界を立体で紹介する。
会場:横山美術館
会期:6月5日〜9月27日
1980年代後半から2000年代初頭にかけて制作された英国美術に焦点を当てる展覧会。サッチャー政権時代を経験し、緊張感が漂っていた英国社会では、既存の美術の枠組みを問い直し、制作や発表において実験的な試みを行う作家たちが数多く登場した。本展では「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれた作家たちを含む約60名による約100点の作品を通して、1990年代英国美術の多様で挑戦的な動きをたどる。東京・国立新美術館のレポートはこちら。
会場:京都市京セラ美術館
会期:6月3日〜9月6日
北欧モダンデザインの巨匠、タピオ・ヴィルカラ(1915〜85)。作家の生誕110年と没後40年を記念して企画された日本初の回顧展である。エスポー近代美術館、タピオ・ヴィルカラ=ルート・ブリュック財団、コレクション・カッコネンから厳選したプロダクトやオブジェなど約300点を、その制作過程や背景を明かすドローイングの複写、写真とともに展示し、北欧モダンデザインの巨匠の魅力に迫る。東京ステーションギャラリーのレポートはこちら。
会場:島根県立美術館
会期:6月26日〜8月31日
フィンランドの伝説的デザイナー、カイ・フランク(1911〜89)。フィンランドのヴィープリ、現在のロシアに生まれ、ヘルシンキの中央工芸学校、現在のアアルト大学の家具デザイン科を卒業したのち、インテリアやテキスタイルのデザインに携わった。本展は、ヘルシンキ建築&デザイン・ミュージアムのコレクションを中心に、ガラスや陶磁器、ファブリック、デザイン画など250点以上で、カイ・フランクの仕事を包括的に紹介する。
会場:島根県立石見美術館
会期:6月27日〜9月6日
「岡﨑乾二郎と直島」という時間軸、「言葉と絵画の関係」、「回帰」などをキーワードに、直島との関わりから生まれた作品を含む、時代の異なる作品を紹介する。日常の小さな断片がつながり、記憶を呼び起こし、新たな認識を開いていく可能性について考察する。また、下道基行による「瀬戸内『 』資料館」プロジェクトのサテライト展示では、1930年代から2000年代初頭にかけて瀬戸内を撮影した岡山の写真家・緑川洋一による、1950年代の直島の製錬所で働く人々のたくましい姿を記録した写真群を紹介する。
会場:直島新美術館
会期:6月13日〜8月30日
ひとりのコレクターの審美眼に基づき、独創的な表現でアートの先端を切り拓いてきた作家たちの作品を収集した「Wコレクション」の全貌を紹介する。「ヴァンガード」(前衛)というキーワードのもと、作品収集の原点となった版画界の巨匠スタンリー・ウィリアム・ヘイターから、具体美術協会、河原温、奈良美智など日本の戦後美術を経て、草間彌生へとたどり着いたコレクターの歩みと、その眼識に迫る。同館では「東勝吉ー由布を描く 描く歓び」展(6月4日〜8月31日)も同時に開催される。
会場:大分県立美術館
会期:6月13日〜8月16日