最終更新:2022年8月29日

9月スタートの全国おすすめ展覧会!

全国で9月にスタートするおすすめ展覧会を紹介

現代山形考:藻が湖伝説ー新・郷土史の編み方【展示編】より(2021)

9月に全国で開幕する主要な展覧会をピックアップ! 気になる展覧会はTokyo Art Beatのアプリで見逃し防止のブックマークがおすすめ。開幕と閉幕間近をプッシュ通知でお知らせします。

装いの力―異性装の日本史(松濤美術館、東京都)

渋谷区立松濤美術館で開催される「装いの力-異性装の日本史」展は、人間を「男性」と「女性」におおまかに区分してとらえる社会通念を、身にまとう衣服によって性の境界を越えてきた文化的な営みを通して再考する展覧会。ヤマトタケルから女武者、江戸の歌舞伎、森村泰昌にいたるまで、日本の異性装の歴史をめぐり、「装う」ことの社会的な力や批評性を問う。本展を紹介するニュース記事はこちら

会場:松濤美術館
会期:9月3日~10月30日
展覧会詳細

森村泰昌 光るセルフポートレイト(女優)/白いマリリン 1996 作家蔵(豊田市美術館寄託)

ポーラ美術館開館20周年記念展「ピカソ 青の時代を超えて」(ポーラ美術館、神奈川県)

20世紀を代表する画家、パブロ・ピカソ。「ピカソ 青の時代を超えて」展は、国内でも屈指のピカソ・コレクションを誇るポーラ美術館ひろしま美術館による作品研究をもとに、生涯、絵画芸術に取り組んだピカソの制作プロセスに注目する展覧会。初期から「青の時代」を超えた晩年までの画業を、国内外の名作約70点をもとに紐解く。

会場:ポーラ美術館
会期:9月17日~2023年1月15日
展覧会詳細

イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき(Bunkamura ザ・ミュージアム、東京都)

Bunkamura ザ・ミュージアムでは、フィンランドを代表するライフスタイルブランド「イッタラ」の創立140周年を記念した展覧会「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」が開催。イッタラの大規模巡回展は国内初だ。アルヴァ・アアルト、カイ・フランクらフィンランドデザインの発展を牽引した建築家やデザイナーはもちろん、イッセイ・ミヤケやミナ ペルホネンといった日本のブランドとのコラボレーションについても紹介される。展覧会に合わせて、限定アイテムとして復刻する1937年に発売された特別な色「クリア1937」のアアルト・ベースも。詳しくは、本展のニュース記事をチェック。

会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
会期:9月17日~11月10日
展覧会詳細

「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」限定アイテム、アアルト・ベース「クリア1937」 © Iittala

「李禹煥 物質の肌合い」(SCAI THE BATHHOUSE、東京都)

国立新美術館で大規模個展が開催中の李禹煥。東京・谷中にあるSCAI THE BATHHOUSEでは、その展示で紹介しきれなかった木、紙、土による作品群を紹介。主に1970〜80年代に制作された、これまであまり公開されることのなかった旧作が集結する。国立新美術館に足を運んだ人、これから運ぼうと思っている人はぜひ見ておきたい。

会場:SCAI THE BATHHOUSE
会期:9月13日〜10月15日
展覧会詳細

左より、李禹煥 《突きより》(1972、和紙、墨、159.7×129.7×6cm)、《刻みより》(1972、木、128.5×149.7×6cm)、《無題》(2008、テラコッタ、43×50.5×5cm)のディテール

アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO(京都市京セラ美術館、京都府)

ポップ・アートの代表的作家であるアンディ・ウォーホルの大回顧展は、京都市京セラ美術館にて開催。ウォーホルが商業デザインの世界で頭角をあらわし、キャンベルスープ缶やマリリン・モンローなど、同時代の大量消費社会のイメージを作品に使うことで人気アーティストになっていった過程を追う。京都には、1956年の世界一周旅行や74年の来日時などに訪れており、彼が愛用した京都ゆかりの品々も紹介される。

会場:京都市京セラ美術館
会期:9月17日~2023年2月12日
展覧会詳細

アンディ・ウォーホル 自画像(髪が逆立ったかつら) 1986 アンディ・ウォーホル美術館蔵 © The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. /Artists Rights Society (ARS), New York

Homō loquēns「しゃべるヒト」ことばの不思議を科学する(国立民族学博物館、大阪府)

国立民族学博物館は、私たちが普段当たり前に使っている「言葉」に注目する。「Homō loquēns『しゃべるヒト』ことばの不思議を科学する」展は、 文化人類学、工学系、教育系、脳科学、認知心理学など多岐にわたる分野の60名を超える研究者の協力のもと、脳や体と言葉の関わり、人間の言葉と動物のコミュニケーションの比較、手話と音声など、言葉の不思議に迫る。

会場:国立民族学博物館
会期:9月1日〜11月23日
展覧会詳細

「Homō loquēns『しゃべるヒト』ことばの不思議を科学する」展先行チラシ

国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術(福岡市美術館)

大人気の国宝「鳥獣戯画」が九州に。福岡市美術館で開催される「国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」展は「鳥獣戯画」の魅力を支える、動物というモチーフと表現の簡潔さというユーモアを中心に、日本美術の新たな魅力を探る。全4巻からなる「国宝  鳥獣人物戯画」に加え、鎌倉時代の重要文化財《子犬》や江戸時代の曾我蕭白による水墨画《竹に鶏図》などが公開。なお、「鳥獣戯画」は前期に「甲・丁巻」、後期に「乙・丙巻」と分けて展示される。詳細はウェブサイトをチェックしてほしい。

会場:福岡市美術館
会期:9月3日〜10月16日
展覧会詳細

「国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」展チラシ

「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」奈良美智展弘前 2002-2006 ドキュメント展(弘前れんが倉庫美術館、青森県)

弘前れんが倉庫美術館では、同館が美術館になる前の煉瓦倉庫で開催された、弘前市出身の現代美術家・奈良美智による三度の展覧会を振り返る展覧会が企画された。「奈良美智展 弘前」、通称「ナラヒロ」と呼ばれたこれらの展覧会は、市内外のボランティアの助けを借りることで実現。街に活気が生まれ、アートの拠点ができることへの可能性について市民が意識を向けるひとつの大きな機会となった。
資料や作品の展示、リサーチを通じて、「ナラヒロ」というひとつの事例を基点としつつ、地域のアートプロジェクトや美術館、そしてそこに関わる人々をとりまく複数の問いに考えをめぐらせるための場の創出が目指されている。

会場:弘前れんが倉庫美術館
会期:9月17日〜2023年3月21日
展覧会詳細

奈良美智 A to Z Memorial Dog 2007 ©︎ Yoshitomo Nara Photo by Naoya Hatakeyama

みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2022(山形県)

「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2022」は東北芸術工科大学が主催する芸術祭。5回目を迎える本年のテーマは「いのちの混沌を越え いのちをつなぐ」だ。
総合プロデューサーは同大学学長中山ダイスケが務め、芸術監督には現役の医師である稲葉俊郎を迎える。企画は「いのちの学校/土と人」「現代山形考~藻が湖伝説~」「美術の學校ーつくる・つかう・あそぶ・かんがえる」など、7つのプロジェクト/プログラムで構成され、それぞれ三瀬夏之介、岩井天志、原高史、深井聡一郎、青山ひろゆき、アイハラケンジ、安達大悟がディレクション・キュレーションを手がける。

会場:山形市中心市街地
会期:9月3日〜25日(一部会場を除き、金・土・日・祝日のみ開催)
展覧会詳細

現代山形考:藻が湖伝説ー新・郷土史の編み方【展示編】より(2021)

ムーンアートナイト下北沢(東京都)

東京・下北沢で開催される「ムーンアートナイト下北沢」は、NFTを体感できるアートフェスティバル。小田急電鉄株式会社が主催を、スタートバーン株式会社が共催・総合プロデュースを務める。
「月」というテーマを軸に、一般的な芸術祭と異なり飲食店やアパレルショップ、劇場や映画館など、アートに限らず幅広いカルチャーやクリエイティブに関する店舗や施設が参加。アーティストとしては、オーストラリア、タスマニアを拠点とするAmanda Parer(アマンダ・パーラー)やイギリス在住のヴィジュアル・アーティストLuke Jerram(ルーク・ジェラム)らの参加を予定している。開催の詳細はニュース記事をチェックだ。

会場:東北沢駅・下北沢駅・世田谷代田駅周辺
会期:9⽉10⽇〜25日
展覧会詳細

アマンダ・パーラー Intrude

見るは触れる 日本の新進作家 vol.19(東京都写真美術館)

東京都写真美術館が2002年から開催している「日本の新進作家」展は今年で19回目。「見るは触れる」と題された本展では、水木塁、澤田華、多和田有希、永田康祐、岩井優という5人の作家が紹介される。写真・映像イメージの持つテクスチュア(手触り)を起点に、彼らの作品を通じて、写されたイメージのみならずイメージの支持体となるメディアそれ自体への考察をうながす。

会場:東京都写真美術館
会期:9月2日〜12月11日
展覧会詳細

多和田有希 I am in You 2018 Courtesy of rin art association

旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる(東京都庭園美術館)

新型コロナウイルスの影響で、旅行や移動が制限される昨今。そもそも、旅とはいかなるものだろうか。東京都庭園美術館で開催される「旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる」展は、他者の旅を手がかりにこの大きな問いを考えるための「旅のアンソロジー」として企画された。前半は、同館建築に大きな影響を与えた朝香宮夫妻の欧州旅行に注目し、1920年代の旅風景を美術工芸品と資料によって描き出す。後半は、ある個人コレクターの鉄道資料蒐集の旅、そしてさわひらき、福田尚代、宮永愛子など、現代アーティストたちによる旧朝香宮邸をめぐる作品を、建築空間を生かしたインスタレーションによって紹介する。

会場:東京都庭園美術館
会期:9月23日〜11月27日
展覧会詳細

欧州滞在中の両殿下(朝香宮渡欧アルバムより) 大正14年頃 公益財団法人鍋島報效会所蔵

日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―(練馬区立美術館、東京都)

19世紀フランスを代表する画家であり、後の印象派に大きな影響をもたらしたエドゥアール・マネ。練馬区立美術館で開催される「日本の中のマネ―出会い、120年のイメージ―」は、そんなマネの日本における受容について考察する展覧会だ。
マネの《草上の昼食》(1863)に着想を得て《草上の小憩》(1904)を制作した画家・美術批評家の石井柏亭を筆頭に、山脇信徳や安井曾太郎、山本鼎、村山槐多、小磯良平など、マネから影響を受けた近現代の作家を紹介されるほか、現代の日本におけるマネ・イメージを探るべく、美術家の森村泰昌や福田美蘭の作品も展示。展示されるマネ自身の作品と合わせて、人々が抱いてきた「マネ・イメージ」に迫る。

会場:練馬区立美術館
会期:9月4日~11月3日
展覧会詳細

「日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―」チラシ

沖 潤子 さらけでるもの(神奈川県立近代美術館鎌倉別館)

「アレック・ソス Gathered Leaves」が葉山館で開催中の神奈川県立近代美術館。鶴岡八幡宮にほど近い鎌倉別館では、刺繍作品で知られる沖潤子の美術館での初個展が開催される。母が遺した糸をきっかけに独学で刺繍を始めた沖は、衣類やバッグなどに刺繍を施した初期を経て、近年では絵画や彫刻といった領域を超えて制作を展開し、国内外で精力的に作品を発表してきた。本展では、初期作品から、刺繍による代表作、インスタレーションなどを見ることができる。

会場:神奈川県立近代美術館鎌倉別館
会期:9月17日〜2023年1月6日
展覧会詳細

沖潤子 exposed 2022 作家蔵 © 2022 Oki Junko photo by Nagare Satoshi

皇室の美と広島―宮内庁三の丸尚蔵館の名品から―(広島県立美術館)

広島県立美術館では、特別展「皇室の美と広島―宮内庁三の丸尚蔵館の名品から―」が開催される。本企画は、 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵の名品を紹介する展覧会。昭和の大礼を彩った屏風や記念品として作られたボンボニエール(ボンボンを入れる菓子器)、伊藤若冲《旭日鳳凰図》、平清盛 ・ 重盛親子にまつわる作品など、約80点が紹介される。

会場:広島県立美術館
会期:9月16日〜10月30日
展覧会詳細

「皇室の美と広島―宮内庁三の丸尚蔵館の名品から―」チラシ

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